作成開始 2020年06月
更新   2021年10月
内容

Ubuntu について
 Ubuntuの特徴
 Ubuntuの経過
 参考情報
Ubuntuをインストール
 インストールでのトラブル体験
インストールメディアの作成
 ブータブルUSBの作成
PCの準備
インストールドライブの準備
インストールの準備
 パスワードなどを決めておく
Live起動
Ubuntu 20.04 のインストール
 選択設定
 詳細設定
 どこに住んでいますか(情報入力)
  インストールの実行
インストール後のPC設定
 起動前の準備 

Ubuntu 最初の設定
 開始ステップ
 画面ロックの解除
 日本語入力を選択
 スクリーンショットで記録
 電源管理の設定
 シャットダウンの方法
 外部ディスプレイの設定
 サーバーの変更
 アップデートの設定
 BIOS時計を日本時間にする
 ファイアウォールを有効にする
 フォルダ名を英語にする
 スワップ率をゼロにする
 RAM を利用する
  OSでRAMを利用
  FirefoxでRAMを利用      


Ubuntu デスクトップ画面の操作方法
 トップバー
  アクティビティ ボタン(トップバー左)
  アプリの呼び出し検索欄
 日本語入力切り替え:ja ボタン
 電源OFF ボタン
 設定 ボタン
 左サイドバー
 Dockの機能
  ランチャー機能(お気に入り)
  起動中のアプリ表示機能
 アプリケーション(格子状)ボタン
  メニュー画面
 デスクトップ
  ゴミ箱とホームアイコンの非表示

基本的な使い方
 ウィンドウの移動方法
 開くウィンドウの最大化をの無効に
 上端でのウィンドウの最大化を無効に

 ファイラー(Nautilus)の設定と使い方
  拡張子の起動アプリを変更する
  ファイラーから端末を開く方法
  ファイルを端末で実行する方法
  管理者権限でファイルを開く(rootで開く)
  ファイラーをMintのNemoにする

 トップバーを下にする(Windowsに近づける)

 アプリ・ソフトの利用
  「Ubuntuソフトウェア」からインストール
  外部アプリのインストール
  PPAアプリのインストール
  メニューにアプリを登録
  起動音は鳴らせない
  ショートカットの作成 

 端末の設定と使い方
  端末の開き方
  コピーと貼付けのキーの変更
  端末の実行を止める方法
  端末の画面を一時的にクリアする方法
  端末の設定
  端末のプロンプトとは
  コマンドの基本
  主なコマンド
  シェルスクリプト

その他
 Wine の使い方と Windows ソフトの設定
 昔の python2 は使えなくなりました
 おすすめアプリと使い方

2020年11月にアップしました。

Ubuntu について

Ubuntuの特徴

  • Ubuntu は 多数の派生linuxの元になっているメジャーなLinuxです。
  • 高機能で、WindowsやMacの利用者でも簡単に使えることが特徴です。
  • 企業:Canonical Ltd.が開発しているので信頼性・安定性が高いです 。
  • アプリケーションの数が非常に豊富です。
  • サポートがしっかりしていて、ネット上の対策情報が膨大です。
  • デスクトップの操作は、WindowsやMintよりも複雑になります。
  • Mintの元になっていますので、Ubuntuも使える状態にしておくといいです。
  • Mintと同様に高機能のため、高性能なPCが必要です。

Ubuntuの経過

Ubuntu は、Canonical Ltd.が開発し、サービスを販売し、展開を支援しています。
Canonical Ltd. は、Ubuntuおよび関連サービスを商用販売する企業です。英国を拠点として30か国以上にオフィスを構えています。
2013年での収益は約70億円で社員は550人です。オープンソースソフトウェアやフリーソフトウェアの開発者を支援しています。

Unityの失敗からUnityの廃止へ

Unityを採用する前は、長年Linuxの人気のトップでした。
Ubuntuは、2011年4月のVer.11.04からスマートフォンで使えるマルチタッチを目指したデスクトップとして、Unityを採用しました。
しかし、Unityの操作性は不人気で、Ubuntuの人気は急落して、大きな営業損失が発生しました。
結果的に、2017年、Unity開発チームを閉鎖し、200人近くの従業員を解雇して、
2017年10月のVer.17.10から、Unityを廃止しました。

どのLinuxが一番使われているか

ディストリビューションの利用度のランキングは、 Google Trend でわかります。
2021年9月時点の90日間のアクセスランキングでは、次のようになっていました。
 Ubuntu=82   Linux Mint=5  MX Linux=3  Manjaro=1 
実際に、Linuxに関する何かの問題点についてGoogleで検索しても、Ubuntu に関するものがほとんどで、MX Linux やManjaroに関するものはほとんど出てきません。
Linuxの中では、Ubuntuとそのファミリーの利用者が非常に多いといえます。
以前、Linuxの利用度のランキングは DistroWatch だと思っていましたが、これは単に、DistroWatchのサイト内の、どのディストリビューションのページにアクセスしたのかのランキングであることが分かりました。
2021年9月時点では、次のようになっていました。
 1:MX Linux=3653, 2:EndeavourOS=3239, 3:Manjaro=25904,
 4:Mint=1819, 5:Debian=1777, 6:elementary=1538,
 7:Pop!_OS=1387, 8:Zorin=1307, 9:Ubuntu=1301
このことから、DistoriWatchは、ディストリビューションの変化に興味のある人のアクセスランキングであって、Linuxの利用ランキングとは全く関係ないことがわかります。

軽量Linuxについて

MX Linux やManjaro などの軽量Linuxは、低スペックのPCでも安定して動き、カスタマイズの自由度が高いという特徴がありますが、機能が少ないため、Linuxの専門知識が必要で、カスタマイズが自由にできる専門家向きです。

参考情報

Ubuntu Wiki Ubuntu Wiki 日本語 

参考サイト

Ubuntu 20.04 LTSインストールガイド【スクリーンショットつき解説】 
--- 以下 Youtube --- 

Ubuntuをインストール

インストールでのトラブル体験

Ubuntu 20.04(2020年4月23日にリリース)を6月にインストールしてみました。
  • 1回目
  • 最初にUSBメモリーにインストールしましたが、インストールに10時間かかりました。
    インストール後、起動に45分かかりました。
    なんとかセットアップして使えるようになりましたが、クリックの応答が3分かかるという状態でした。
    最近のOSはUSBメモリーにインストールすると高発熱で一部または全部が壊れることが多いので、やめました。
  • 2回目
  • 次に、Mint17が入っているSSD(USBケースに入っているSSD)に上書きインストールしました。
    ところがインストール途中でフォーマットエラーが出て、インストールできませんでした。
  • 3回目
  • そのSSDをGpartedでフォーマットして、再度インストールしました。今度は10分でインストールできました。
  • インストール後、Ubuntuの起動に1分以上かかります。SSDなら普通は15秒くらいで起動するはずですが遅いです。
  • その後、アップデート中に、デフォルトの日本サーバーが停止してトラブル発生しました。
    Mintのサーバーはよく止まるのですが、Ubuntuのサーバーも止まるということが分かりました。
  • USのメインサーバーに変更したら、すぐにアップデートが完了しました。
  • この状態で「ソフトウェア画面」から使えるアプリを調べてみました。Mintと同じ感じでした。
  • いくつかのアプリをインストールして試してみましたが、特に問題はありませんでした。
  • Mintにくらべると、画面操作が煩雑で、GUIで操作する私には非常に使いにくいです。
    それでも、Mintよりも不具合が少ないから予備として使うメリリットがあります。
  • 3日くらい使っていたら、ソフトウェアをインストールするための 「Ubuntu Software」 のアイコンがDockやメニューの中から消えしまいました。アプリをインストールできません。
  • ネットで調べたら問題があるとのことでした。(アプリの惨憺たる状況、616回 Ubuntu 20.04 LTSの変更点)
    ネット情報を見て、端末から、gnome-sofutware をインストールしたら、青い「ソフトウェア」というアイコンができて、そこから「ソフトウェア画面」を開いてアプリをインストールできるようになりました。
    その後、何回か自動アップデートがあり、2日後にアプリ一覧をみたら、消えた「 Ubuntu Software」 のアイコン(オレンジの四角の中にA)が再登場しました。アップデートで修正したらしいです。
  • Ubuntu20.04は起動後5分くらいの間になにかするとUbuntuが動かなくなります。
  • 特にFirefoxは、ファイラーなどを起動して、開かないとその後正常に動きません。
  • なんとか使える状態までセットアップして少し使ってみました。
  • LTS版が出たばかりのときはバグが多いようです。
  • 2020年7月23日に予定されているポイントリリース( Ubuntu LTS 20.04.1)を待ったほうがいいという情報をいくつか見かけました。
  • ポイントリリース以後に通知が来たので、アップグレードしたら、動きがよくなり、安定性が良くなりました。
  • 起動音は廃止になっています。無理に設定したら、起動後にUbuntuが動かなくなりました。
    起動音を削除して、再度起動したらまだ起動音が出ます。再度削除してシャットダウンして、起動したら、なんとか使えるようになりました。
  • このバージョンを元にしたMint20は、次のバージョン20.1以後を待った方がいいかもしれません。
  • 半年くらいたってから使ってみたら、Updateでだいぶ快適になりました。
  • Wineをインストールして少し使った後、Wineをインストールしたことを忘れて再度Wineをインストールしたら、Wineが一切使えなくなりました。
    コマンドでアンインストールしても、「Wineはありません」と出るだけで、削除できませんでした。
    ホーム内のwine関係は少ないので手で削除しましたが、システム内にはWine関係が大量にあり、手で削除するとシステムに問題が起きるかもしれないので削除はやめました。
  • サウンドレコーダーで録音すると、oggでは録音できますが、mp3では
    unable to the pipeline 〜 と出て録音できません。
    Audacityではmp3の書き出しができます。
    次のコマンドでLameをインストールしてもサウンドレコーダーのMP3では録音できませんでした。
    sudo apt-get update
    sudo apt-get install lame
  • ファイラーをMint Cinnamon用のNemoにしたらファイラーが使いやすくなりました。
  • デスクトップをWindows風にしたら、かなり使いやすくなりました。

インストールメディアの作成

ブータブルUSBの作成

  • Ubuntu Desktop のダウンロード からISOファイルをダウンロードします。
  • ISOを焼くUSBメモリーを用意します。
    USBメモリはFAT32でフォーマットしてあるものを使い、中を空にしておきます。
    一度使ったUSBメモリは、下の方の「USBメモリーの再利用」で復活できます。

用意するUSBメモリー

  • すでにISOが焼いてあるUSBメモリーでも、そのまま上書きで焼くことができます。
  • 一度使ったUSBメモリでも、そのまま上書きで焼くことができます。
  • そのままではわからなくなりますので、リボンなどをつけて内容日時がわかるようにしておきます。リボンをつけておくと引き抜きやすくなります。
  • 最近、USBメモリーの発熱が問題になっています。特に熱い場合はデータの1部が消えたり、最悪、認識しなくなります。熱い状態で長時間PCに挿したままにしておくと壊れやすくなります。
  • ISOを入れたUSBメモリーは頻繁にアクセスしませんから壊れるほど熱くならないと思います。

Windows(7,8,10), Linux, Mac で焼く方法

  • オープンソースの balenaEtcher (昔のEtcher)で確実に焼けます。Linux Windows Mac 版があります。(Mintに付属の「USBイメージライタ」は問題がおきる場合が有ります。)
  • 別のISOが焼いてあっても、上書きできますので、何回も使うことができます。
  • balenaEtcher のDownload ボタンを押してダウンロードします。(Linuxの場合は、x64(64-bit)の方を選びます。)
  • balenaEcherの準備
  • 余計なものがインストールされることはありません。
  • ブータブルUSB作成専用なので、設定する項目はなく、簡単に使えます
  • Linux用のbalenaEtcher
     DLファイル(zipファイル)を解凍します。
    最初に展開先のフォルダーを作っておきます(中は空)>zipをダブルクリックで開く>左上の展開ボタンを押す>開くファイラー画面で展開先のフォルダ選んで開く(フォルダを作り忘れた場合は右上のフォルダ作成ボタンで作れます)>右下の展開ボタンを押す>フォルダの中にできたappimageファイルがEtcherの起動ファイルです。
    次に、appimageファイルを次の方法で実行可能にします。
     プロパティ>パーミッションで、実行可能にします。
  • Windows用のbalenaEtcher
     DLしたInstaller(EXE)を実行します。
  • balenaEtcheによる焼き方(参考:画像による説明→k本的に)
    次の方法で焼けます。(ベリファイをしてくれるので安心です。)
    1. 最初に、焼くためのUSBメモリーを挿して、ファイラーでマウント状態(左サイドバーのデバイス名に▲印がついた状態)にしておきます。
    2. 次に、Etcherの実行ファイル(Linuxの場合はappimageファイル)をダブルクリック>balenaEtcherの画面が開きます。
      (メニューのアクセサリの中にアイコンができている場合はそこから起動できます。)
    3. Flash from file (書き込むファイル)をクリック>ISOイメージファイルを選択>Open
    4. Select target (書き込み先)をクリック>ドライブが複数表示されます>書き込むUSBメモリーを選択(注意:間違うと大変なことになります。)>正しいかよく確認>Selectボタン
    5. Flash (書き込み)ボタンをクリック>パスワードを入れる>Flashing(書き込み)が始まります。書き込みに5分くらいかかります。
      その後Varidating(ISOとの整合性)が始まります。2分くらいかかります。>
    6. 終了すると Flash Complet!(書き込み完了)の画面が出ます。>右上のXでこの画面を閉じます。>
    7. ファイラーを開いて、左欄に目的のUSBメモリが表示されて▲がついていない(アンマウント)状態であることを確かめて、そのUSBメモリを引き抜きます。
    8. 以上でブータブルUSBの作成は完了です。
    9. WIndowsの場合、Linux と同じです。 k本的に を参考にしてください。(途中でコマンドプロセッサの許可が必要な場合があります。)

PCの準備

Windwos 7,10が快適に動くPCを用意

  • 古いPCや、Windows7や10が快適動かないPCだと快適には動きません。
    Mint や Ubuntu は高機能のOSです。
  • RAMは、2GBだと動きません。4GBあれば一応使えますが、8GB以上あると快適です。
  • CPUは、動画編集やゲームなどをする場合には、i7がいいですが、そうでなければ、i5, i3, Celeron, Pentium でもかなり速いです。
  • ゲームなどをする場合は、高性能のビデオカード(CUDAコア数1000以上)が必要です。そうでない場合は、CPUの中のGPUでも大丈夫です。
    Wineを使うと、Windowsプログラムをネイティブの速度で動作できるので Final Fantasy XI などの3Dゲームが人気の上位にきています。

インストールドライブの準備

SSDがおすすめ

  • インストールドライブはSSDが速くて衝撃に対して壊れにくいのでおすすめです。ただし熱には弱いです。
  • SSDはUSBケースに入れて使うこともできます。PCによっては、USBドライブの順序を決められない場合があります。その場合は起動時に他のUSBドライブを抜いておく必要があります。
  • USBメモリにはインストールできなくなりました。
    2018年ころからMintやUbuntuのOSが重量化してアクセス量が増えたことと、USBメモリー自体が高速化・高密度化して発熱が大きくなったことで、発熱で動かなくなる確率が高くなりました。故障することを考えると120GBのSSDの方が安上がりです。
    USBメモリは、SSDより当たり外れが多いです。
    参考:Mint19.2 CinnamonやMATEをUSBメモリにインストールしたところ、今まで問題のなかった3種類のUSBメモリーとも、インストールに1時間半以上、その後もクリックの応答が5秒〜1分以上。諦める前に同じ製品の別のものにしたら30分でインストールできアップデートもできましたが、動作が遅いです。
  • 1台でWindows と共用する場合は別のドライブにインストールして、1位のドライブはそのまま起動し、2位のドライブは、ブートメニュー画面で選択して起動するといいです。
  • 1つのドライブを分割して、複数のOSを入れるのは、リスクがあり失敗すると両方動かなくなります。 

インストールの準備

インストールするドライブを接続します。

  • インストールするSSDを接続します。
  • USBドライブにインストールする場合は、DVD(またはブータブルUSB)のLive起動後に挿します。起動時のトラブルを避けるためです。

PCには、インストールドライブだけをつなぐのが安全です。

  • 他のドライブはできるだけ外しておいた方が安全です。間違うと取り返しがつきません。
  • ノートパソコンなど、事情によって外せない場合は、インストールの工程で何回も、そちらのドライブに選択が移動してしまい、選びやすくなりますので、注意が必要です。
  • ドライブはパーティションを分割しないで、全部にインストールするのが扱いやすく無難です。分割はGpartedの所で説明しますが専門家向きです。
  • 他のドライブは、インストールが終わってから接続します。
  • 参考: /home を別ドライブにする場合は、OSのインストール時に設定しますが、専門家向きです。
    /home にしたいドライブを別にバックアップしておいて、インストール時に「インストールの種類」の所で「それ以外」を選択し、OSを入れるパーティションのマウントポイントは / とし、データの入っているhome にしたいパーティションは初期化にチェックしないで、マウントポイントを /home と設定します。 ただしリスクは増えます。

インストールの前に、パスワードなどを決めておきます。(重要です

  1. パスワード」:14文字まで記入できます。簡単だと他からアクセスされてしまいます。
    Linuxは、パスワードを何千回も頻繁に入力しなければならないので慎重に決めます。
  2. 名前」:スペースなしの小文字のアルファベットのニックネームでいいと思います。パーミッションの設定時に、「ユーザー名-名前」の組み合わせで使いますので重要です。
  3. コンピュータ名」:コマンドの前の「@の後」に付きますので長いと使いにくいです。
    スペースなしの小文字のアルファベットで短い方が使いやすいです。
    ・ここで決めておいても、状況によっては「既に使われています」と出ますので、その時は変更する必要があります。
  4. ユーザー名」:コマンドの前の「@の前」やフォルダ名の前に付きますので、長いと非常に使いにくいです。 (ユーザー名@コンピュータとなります。)
    スペースなしの小文字のアルファベットで短い方が使いやすいです。ログオンやOSが止まった時、パーミッションの設定時などにも必要になります。
    ・ここで決めておいても、状況によっては「既に使われています」と出ますので、その時は変更する必要があります。
  5. ホームフォルダ名は、 home/「ユーザー名」となり、
    各フォルダのパスは例えば、/home/「ユーザー名」/Pictures などとなります。
    コマンドの前のプロンプトは、「ユーザー名」@「コンピュータ名」 ~ $ となります。
  6. 4つとも重要です。忘れると困ることになりますので、2枚の紙に書いて、必ず取り出せるところに保管するといいです。頻繁に入力するのはパスワードです

Live起動

Live起動について

  1. Liveはインストールメディア(ブータブルUSB)を直接そのまま起動します。
  2. 起動時に「UEFI付き」か「UEFIなし」かを選んで起動します。
  3. 起動後、すぐに、インストールするドライブにインストールすることができます。
  4. インストールする前に、LiveモードでUbuntuを使うことができます。
  5. Liveモードできること:
    • インストールしないで、LiveモードでOSを使うことができます。
    • LiveモードではOSは読み込みだけで、全てRAM上で動きます。
    • インストールドライブに割り当てらるたデバイス名を確認できます。
    • OSのテスト、GParted、テキストエディター、Firefoxなどの内蔵アプリのテスト使用ができます。
    • ただしアップデートはできないので、安全性には注意が必要です。
    • OS内のhome内のDocumentsやPicturesなどにデータを書き込むことはできませんが、データは、別のドライブに保存できます。

Live起動の方法

  1. PCのスイッチを押して、次の方法で、インストールメディアをLive起動します。
  2. インストールメディア(DVD-ISO、ブータブルUSB)がセットされていて、PCがOFFになっている状態から始めます。
  3. PCのスイッチを押して、次の方法で、インストールメディアをLive起動します。
  4. 起動したら、すぐに、Fキーを押して、デバイス選択画面(ブートメニュー画面)でストップさせます。(タイミングがわからない場合はすぐに押し続けます。)
    FキーはPCのマザーボード(MB)によって、F8(Asus),F11(Asrock),F12(Gigabyte)など異なります。
    このブートメニュー画面は、OSが複数ある場合に、起動時にドライブを選択するときにも必要です。
  5. 表示されているブートメニューから、DVDDまたはブータブルUSBを選びますが、「UEFなし」と「UEFI付き」の2種類が表示されています。
    3TB以上のドライブにOSを入れてそれで起動する場合は、「UEFI付き」の方を選んで、インストールを進めます。UEFIブートとなります。
    2TG以下のドライブにOSを入れてそれで起動する場合は、特に必要がなければ「UEFIなし」の方を選んで、インストールを進めます。
    その場合は、AHCIブートとなります。(GPartedの使い方の後ろの方を参照してください。)

Liveモードでの確認事項

  1. ブートメニューで選んでEnterを押すと、起動処理が始まります。
    最初に文字が流れてくる画面の文字を見ておきます。(重要)
    **************************************
  2. 注意:処理中に、一瞬ですが、エラーの文字が流れて来る場合は問題です。
    error」の行が出ていた場合は、その後インストール画面が出ても、シャットダウンでヤメます。
    もし、この最初の画面の状態を見逃したら、シャットダウンして再度起動して確認します。
    インストールの途中で、「インストールメディアがエラーです」と警告が出た場合もヤメます。
    エラーの状態でインストールすると、インストールできても問題になります。
    ● DVDに埃や汚れがついていたり、DVDドライブの中が汚れたりしているとエラーになります。
    特に古いDVDドライブは注意が必要です。
    ● DVDドライブまたはブルーレイドライブはレンズクリーナーを使うといいです。
    ● ブータブルUSBにも問題がおきます。
    USBメモリーは、不良品や発熱や劣化でデータが不良になる場合があります。
    ● 壊れている場合は、新しいDVDやUSBメモリーに作成し直します。
    チェックする場合は「ISOイメージのベリファイとDVDのチェック方法」を参照してください。
  3. しばらくすると、Liveの画面 が出ます。
  4. USBドライブにインストールする場合は、ここでUSBドライブを挿します。
    ●インストールの場合、コネクターはUSB2.0でもUSB3.0でも、USBハブでも変わらないはずですが、USB2.0でインストールしたら、USB3.0では起動できなかったことがありました。
    ●USBメモリは、発熱でデーターの一部または全部が壊れますので注意が必要です。
    Linux mint 19時代以後はUSBメモリーにはインストールできないと考えたほうがいいです。
    ●バージョンやUSBドライブによっては「You have just inserted a medium. chose what application to launch.」(どのアプリを起動しますか)と出る場合があります。その場合は、「Opene Folder」にして、OKを押します。
    ●USBドライブのフォルダが開きます。
    ●中が空になっているか確認します。何かあったら完全削除します。(隠しファイルを表示させます。)
  5. インストールするドライブのデバイス名を調べる:【重要です】
    1. 画面下のタスクバーの左のアイコン:ファイル(Files)からファイラーを開きます。
    2. ファイラーの左欄のデバイスのところに、接続されているすべてのドライブ名が出ます。
    3. その中からインストールするドライブを見つけて、マウスオーバーします。
    4. /dev/sd□ とある□の文字をメモしておきます。例えば /dev/sdc という名前の場合もあります。このcとかbとかdとかは、いつも決まっているのではなく、つないだドライブの順番とか状況などによって変わります。
    5. 見つからない場合は、メニュー>システム管理>システムモニター>ファイルシステム>デバイス欄で、調べることができます。
      それでもわからない場合は、メニュー>設定>「ディスク」で調べられます。この「ディスク」は強力ですので危険です。一部画面の説明に問題もありますので、見るだけにします、
    6. ファイラーを閉じます。

Ubuntu 20.04 のインストール

インストール:最初の設定

  1. 画面左側の丸いDVDのアイコンを、右クリック>Open でインストールが始まります。
  2. インストールの設定の途中でイントール画面の最初まで戻ることができます。
    この画面の最初でやめる場合は「終了」を押してインストール画面が消えたら、シャットダウンできます。(トップバーの右から、電源OFF:シャットダウン)
  3. 10分くらいたつとスクリーンセーバーで、画面が見えなくなるので時々マウスを動かします。
  4. ノートPCなどで、インストール画面の下の方がはみ出して操作欄が見えない場合があります。その場合は、Alt+マウス で横枠を掴んで画面を移動すれば、はみ出したところが出てきます。
    Altキーが2つある場合は左側のAltキーを押します。(右Altは使えません。)
    (Ubuntuの場合は、Windowsキー+マウスで移動します。)
    **************************************
  5. 日本語を選択、キーボードレイアウト、(空き容量の確認、ネット接続の確認、)と「続ける」で進めます。
  6. サードバーティーのソフト(マルチメディアに必要なコーディック)をインストールするかどうかの画面が出た場合は、普通はチェックをOFFにして次に進みます。ONにすると、インストール中に余計なことをすることになり、リスクが増えます。普通は、Mintをインストールした後でコーディックをインストールします。
  7. 途中で「使用中のパーティションをアンマウントしますか」と聞かれたら、「はい」で進めます。(USBドライブの場合に聞かれます。)
    **************************************
  8. 次に「インストールの種類」の画面が出ます。(重要な画面です。
    ◆「コンピュータにはWindowsがインストールされています」などと出る場合は、Windowsのドライブが接続されているという意味です。
    事情により、Windowsのドライブをはずさなかった場合は、下の「それ以外」を選びます。(その場合はSWAP領域も指定することになります。)
    暗号化(Encrypt)を選ぶと条件によって救出が難しくなります。専門家向きです。
    VLMは、特別なことをする専門家向きです。
    ◆ 「ディスクを削除してインストール」では、どのディスクを削除するのかは、示されていません。
    ● ドライブが1つしか接続されていなくて、空の状態で、全部を1つとして使用する場合で、UEFIブートでない場合:
    ここを選んで 「続ける」でもいいです。
    一番簡単なの方法なのでネットでの紹介はほとんどここです。
    ここを選んで 「続ける」場合は、下の「どこに住んでいますか?」のところに行きます。

    ただし、WAP領域を(RAMの何倍か?)大きく取られます。ディスクに十分余裕があって、SWAP領域を大きく取られても気にしない場合になります。
    ◆ドライブやパーティションが複数ある場合、中が空でない場合、SWAP領域を指定したい場合、UEFIブートの場合、不明の場合は
    「それ以外」
    を選びます。 
    ◆ 既にOSが入っている場合、 「ディスクを削除してインストール」では、大体失敗します。
    ◆一般的には、「それ以外」を選びます。
    ◆ SWAP領域を指定したい場合は「それ以外」を選んでSWAP領域を指定します。
     ●自動的に作られるSWAP領域は、PCのメモリーの容量の1〜2倍くらい取られるみたいです。
     ● 今のPCは処理量が多いので、PCのメモリーが4〜8GB以下の場合、使用量が少なくても頻繁にSWAPしてしまい、ほとんど動かなくなります。
    なのでインストールの後で、SWAP率=0にして使うといいです。
    SWAP率=0にしてもオーバーフローするとスワップします。
    SWAPしたまま使い続けてSWAPをどんどん溜め続けて行くという使い方はしません。
    オーバーフローしそうな量にもよりますが、通常は、SWAP領域を例えば1〜4GBと設定するといいです。メモリーが16GB以上あればめったにオーバーフローしないと思います。
    SWAPすると遅くなるので、普通は、すぐに開放対策をします。開放対策というのは、起動中のアプリを止めてRAMの使用率を下げておいてから、SWAPしたものをすべてRAMに戻すという方法です。
    RAMより多くのデータがSWAP領域に溜まると、すべてRAMに戻せません。
    ◆上で、「それ以外」を選んで「続ける」を押した場合は、詳細設定「それ以外の場合=詳細設定の場合」の所に行きます。
    **************************************

詳細設定

それ以外の場合=詳細設定の場合  

  linuxmintinstall-6
  • 上の「インストールの種類」で一番下の「それ以外」を選択して「続ける」でここのステップに来ます。
  • インストールの種類の「パーティション画面」になった所から説明します。
     参考:【初心者でもわかる】Ubuntuのインストール方法まとめ 
        Ubuntu18.04をインストールする方法 - Magidropack’s blog 
  • 他のドライブが接続されている場合は、複数のドライブが表示されますので、インストールするドライブのデバイス名 sd□ を選びます。
  • 「パーティションテーブル」と「パーティション」について
    「パーティションテーブル」と「パーティション」は違う概念です。
    「パーティションテーブル」を作らないと空き領域ができないので、空き領域の中にパーティションを追加できません。
    1. 購入したばかりのSSDやHDDにはパーティションテーブルができていない場合が多いです。この場合は、パーティションテーブルを作成します。
    2. パーティションテーブルができていて、中が全て空き領域の場合は、形式がわからないので、パーティションテーブルを(全部破棄して)作り直します。
    3. ドライブが2TB以下のドライブで、GPartedを使って、パーティションテーブルが、通常の msdos (=MBR=MS-DOS)できていて、中にパーティションが作られているだけで、データが入っていない空の場合は、パーティションテーブルを利用して、中のパーティションだけを削除したり追加したりできます。
    上と同様にパーティションテーブルを(全部破棄して)作り直すこともできます。
    4. パーティションテーブル内の、パーテションにすでにOSやデータが入っている場合は、パーティションテーブルを作り直すと、全て消えてしまうはずですが、OSのhome内のデータが残った場合がありましたので、GPartedで、空にしてから使うほうが安心です。
  • ここでできること
    1. すでにあるパーティションテーブルを利用する。
    2. 新しいパーティションテーブルを作成または作り直す。
      この場合は、インストールするドライブの「親の」パーティションの行を選択して、
      「新しいパーティションテーブル」をクリックします。
      「ここに空のパーティションを作成しますか?」>「続ける」で、空き領域ができます。
    3. パーティションテーブル内の空き領域にパーティションを作る。
      空き領域を選択して、下にある(追加)ボタンを押す。
    4. パーティションテーブル内のパーティションを削除して空き領域にする。
      パーティションを選択して、下にある、(削除)ボタンを押す。
    5. パーティションテーブル内のパーティションを残して別のパーティションを追加する。(追加)ボタンを押す。
    6. 既存のパーティションを変更する。下にある、変更ボタンを押す。
  • パーティションテーブルができていない場合(空き領域ができていない)または、すでにあるパーティションテーブルを破棄して作り直す場合は、新しいパーティションテーブルを作成します。
    インストールするドライブの「親の」パーティションの行を選択して、「新しいバーティションテーブル...」ボタンを押して、パーティションテーブルを作成します。
    すると「このデバイスに新しい空のパーティションテーブルを作成しますか?」と出ますので「続ける」を押します。>空き領域が表示されます。
  • [+:追加]ボタンでパーティションを追加する場合:
    通常は、OSのパーティションとSWAPのパーティションを作ります。
     (homeのパーティションも作れますが、専門家向きでです。)
     (データ用のパーティンを別に作ると取り扱いが複雑になります。)
     (1つのドライブに複数のOSをインストールするのはリスクがあります。)
    1 「空き領域」の行を選択>[+:追加]ボタンをクリック>「パーティションを作成」窓が開きます。
    2 パーティションのサイズは、ドライブの全部の容量が表示されていますので、そこから、SWAP領域にする量(例えば4000MB)を引いたものに変えます。*テンキーは使わないようにします。
    例えば 全体の容量が120GBの場合は約120000と表示されますので4000を引いて→116000と設定します。1TBの場合は約1000000と表示されますので4000を引いて→996000とします。
    3 「基本パーティション」をONにします。
    4 「新しいパーティションの場所」は[この領域の始点:先頭]にします。
    5 利用方法は、[ext4]とし、
    6 マウントポイントは[/]を選択し、[OK]をクリックします。
  • 残りの量があると、パーティション画面で、もう一行「空き領域」が増えます。
  • 増えた[空き領域]の行を選択して、画面下の[+:追加]をクリックします。
    1 この量すべてをスワップ領域にする場合は、残りの全部のままにします。
    2 「パーティションのタイプ」で「論理パーティション」を選択します。
    3 新しいパーティションの場所は[この領域の始点:先頭]にします。
    4 利用方法は[スワップ領域]とし、[OK]をクリックします。
  • 空き領域で利用方法を[ext4]、マウントポイントを/homeにすると、ここにhomeが入りますが、専門家向きでリスクが増えます。
  • 以上の設定が終わるとパーティション画面になります。
    インストールするドライブの親またはルートのパーティションを選びます。(私はいつも親を選んでいます。)
    次に下の方にある「ブートローダをインストールするデバイス」の所で、インストールするドライブのを選びます。(ここは重要です)
    間違って他のドライブを選ぶと動かなくなったりします。
  • 画面下の[インストール]をクリックします。
    1. 「ディスクに変更を書き込みますか」と出たら確認して「続ける」を押します。
    2. 「〜に戻りますか〜はフォーマットできません〜既存のものは削除されます〜」と出る場合は、上書き再インストールの場合ですから、「続ける」を押します。(この上書き再インストールでもなぜか実際にはHomeが残ってシステムだけの上書きになる場合がありますので要注意です。)
    3. 「アライメントからのオフセット」の警告が出る場合:
    警告例:このディスクの最小アライメントからxxxxバイトのオフセットから始まっており、極めて低い性能になってしまいます。 このパーティションをフォーマットしょうとしていますが、パーティションを再編成することでこの問題を今すぐ修正すべきです(後から変更するのは困難です。)これを行うには、メインパーティショニングメニューに戻りパーティションを削除して、同じ設定の同じ位置から再作成してください。これで、パーティションがこのディスクに最適な場所から始まるようになります。
    対策:
    ドライブか何かの条件でパーティションの開始位置がずれる場合がまれにあります。
    インストールメディアでは開始位置を指定することはできません。最初の画面まで戻って終了を押して、左下のメニューからシャットダウンします。
    参考:正しいアライメントは、ドライブの最初から8セクタ単位で設定し、通常は2048セクタからパーティションが設定されます。1セクタは512Byteですから。最初のパーティションの先頭は2048X512=1048576Byte≒1MBになります。この先頭のバイト(オフセット)が8(セクタ)で割り切れないと、ドライブのハードの要素の区切りをまたいでしまい、動作が極めて遅くなります。
    *特殊なトリックを使います*
    GPartedは正しいアライメントでパーティションを作るので、これを利用します。
    GPartedで2つのパーティション(P1, P2)を作成します。(GPartedでは先頭が8で割れる数値になります)>P1のサイズは1GB(P1は無駄になるトリック用)>P2のサイズは残り全部(ここにOSとSWAPを入れる予定)>ext4でフォーマット>必ずラベル(例えばP1とP2)を付ける>このドライブを使ってインストールを始める>インストールのLiveで見る>2つのフォルダが表示されるので、マウントする>
    パーティションの設定画面まで進む>パーティションP2を削除して空き領域にする>その場所に+追加でサイズを全量より(SWAP用の)4GB少なくしたルートディレクトリを作る(パーティションのタイプの基本/論理は表示のまま)>4GBの空き領域ができるのでそこにSWAP領域を作る(パーティションのタイプの基本/論理は表示のまま)
    >最後にパーティションP1を-削除して空き領域にする>以下ドライブの親を選択>ドライブの親にブートローダーをインストールする>確認画面>どこに住んでいますかの画面>パスワード入力など>インストール開始>インストール完了>後でメニュー>設定>ディスク>でドライブ内の構造を確認できます。
  • ここから、「どこに住んでいますか?」の画面に行きます。
    ************************************** 

どこに住んでいますか(情報入力)

  linuxmintinstall-4 linuxmintinstall-5
  1. 「どこに住んでいますか?」の画面が出ます。
    Tokyoを選びます。
  2. その後「あなたの情報入力」画面が出ます。(重要な所です。)
  3. 名前、コンピュータ名、ユーザー名、を入力します。
    (コマンドの前に、 ユーザー名@コンピュータ名 と表示されます。)
  4. 自動的に何かが表示された場合はそれを全て消して、自分で決めたものを記入します。
  5. 続いてパスワードを入力します。(数字はテンキーを使わないようにします)
  6. 次に「自動的にログインする」かどうかを決めます。一度決めると、バージョンによっては後での変更は簡単ではないので、よく考えて決めます。
  7. この画面で暗号化(Encrypt)にチェックをすると条件により救出が難しくなります。(専門家向きです。)
  8. ここからインストールが実行されます。
    ブータブルUSBでSSDにインストールする場合は3分くらいでインストールできます。
    時間がかかる場合は、問題が起きています。(ドライブの問題や接続サーバーの停止などで失敗したことがありました。)インストールできても使えない可能性が大きいです。
  9. インストールが終わると、「今すぐ再起動」を押します。
  10. すると、DVDの場合:
    DVDが出てきて、黒い画面に英語が10行くらい出てきてストップします。
  11. DVD-ISOの場合はDVDを取り出してから、Enterを押します。
  12. ブータブルUSBの場合は、ブータブルUSBを抜いてから、Enterを押します。
  13. すぐに再起動になりますので、次の「インストール後のPCの設定」の所に行きます。    

インストール後のPC設定

起動前の準備

  1. インストール後、再起動したら、シャットダウン(トップバーの右から、電源OFF)で、次の準備をするといいです。
    起動途中でPCのスイッチを10秒押して止めることもできます。
  2. 必要に応じて、外しておいた他のドライブを接続します。
  3. ノートPCの場合は、外部ディスプレイは外したままにしておきます。
  4. 準備ができたら、PCの電源SWを押して、次の3種類の方法で起動させます。
    • ドライブの起動順位を設定する場合は、SWをONにし、直ぐにDELキーなどを押してUEFI(BIOS)画面を出して、ドライブの起動順位を設定します。
    • 設定した起動順位で起動させる場合は、SWをONにしてそのまま起動させませす。
    • OSの入ったドライブを複数使い分ける場合は、SWをONにし、直ぐにFキー(F8,F11,F12など)を押してブートメニューを出して起動ドライブを選んで起動します。(最初はこの方法がおすすめです。)
  5. OSが起動したら、使う前に、最初の設定をしますが、
    10分以内?に画面ロック(スクリーンセーバー)を止める必要があります。画面ロックでロックされると面倒なことになります。
  6. 設定の仕方は、別のPCかスマホなどで、このページをご覧ください。

Ubuntu 最初の設定

Ubuntuの開始ステップ

  • インストールした場合は、1回めの起動時に、次のステップを踏む必要があります。
  • 「オンラインアカウントへの接続」>「スキップ」>「Livepatch」の設定>「次へ」>「Ubuntuの開発を支援する」>「次へ」>「プライバシー設定」>「次へ」>「準備完了」>「完了」
    で使用可能となります。

画面ロックの解除

  • 画面ロックされると面倒なことになりますので解除します。
  • トップバーの右から>設定>(左上の<)>プライバシー>画面ロック>
    自動画面ロックをOFFにし、サスペンド時にロックをOFFにする。ロックされると使えなくなり、パスワードが必要になります。

日本語入力を選択

  • トップバー右 「日本語入力切り替え:ja」ボタンで、
    最初に Mozk を選んでおきます。以後「全角/半角」キーで A/あ に変更できます。

スクリーンショットで記録

  • プリントスクリーンを押すと、日時の名前で全画面の画像がPicturesフォルダに保存されます。
  • 左サイドバーにあるアプリケーションボタンから、メニューの一覧を開いてその中の「スクリーンショット」を開いて、エリアを指定したり、ファイル名を記入したりして、スクリーンショットをとれます。

電源管理の設定

  • スクリーンセーバーのようなものです。
    ディスプレイを黒画面にする時間設定です。無効にできます。
  • トップバーの右から>設定>(左上の<)>電源で、ブランクスクリーンの時間設定、無効にできます。

シャットダウンの方法

  • トップバーの右から、電源OFF(シャットダウンのこと)/サスペンドができます。

外部ディスプレイの設定

  • ノートパソコンの蓋を閉じると外部ディスプレイになる場合が多いです。
  • Ubuntuの設定で変更する場合は、ノートパソコンの画面を開けておきます。
    トップバーの右から>設定>(左上の<)>ディスプレイから設定できます。ノートパソコンの蓋を閉じると有効になります。

サーバーの変更

  • デフォルトで日本サーバーに設定されています。
  • 更新時に止まったことがあって、問題になったので、メインサーバーに変更します。
  • 変更方法
    画面左上の『アクティビティ』softwareと入力>紫の丸にAの「ソフトウェア」アイコン>起動ダウンロード元をメインサーバーに設定します。(ここを押すと再読込が必要になります)>閉じる」>「再読込」でサーバーのデータが読み込まれます。

アップデートの設定

  • 画面左上の『アクティビティ』software と入力>
    紫の丸にAの「ソフトウェア」アイコン>起動
    Ubuntuのソフトウェアのタブのダウンロードは上の4つONにしておきます。
    アップデートのタブはデフォルトの自動にしておきます。
  • これで自動的にアップデートされます。
  • 自動がすぐに始まらなかった場合は、手で更新できます。
    画面左上の『アクティビティ』
    ソフト とカタカナで入力>
    灰色の丸にAの「ソフトウェア」アイコンでアップデート(更新)ができます。
  • 最初のアップデート後の使用量は、6.6GBでした。

BIOS時計を日本時間にする

Windowsも使っているPCの場合は、
OSのシステムクロックsysをBIOSのハードウェアクロックhcにします。
(最近 -Dは廃止になり-vに変わりました)
sudo hwclock -v --systohc --localtime
確認表示するには、sudo hwclock -v
メッセージが、「ハードウェアの時刻は【ローカル】/【UTC】です」と出て、BIOSの時計が日本時間/UTCにセットされます。 
世界時間(UTC)にするには sudo hwclock -v --systohc --utc

ファイアウォールを有効にする

画面左上の『アクティビティ』firefwallと入力>ファイアウォール>起動>
ステータスをONにするだけでOKです。ONにするとアイコンが灰色から赤緑に変わります。

フォルダ名を英語にする

  • 「ファイル:Files」をクリックしてファイラーを開きます。
  • フォルダ名が日本語名(カタカナ名)になっていますので、パスがカタカナになり、後々問題になりますので、英語名に変更します。コマンドやプログラムを日本語のカタカナにするようなもので使いにくいというよりも後々問題になります。
  • デスクトップ、ドキュメント、ミュージック、ピクチャ、ビデオ、ダウンロード、テンプレート、公開、の8個のフォルダが対象になります。
  • フォルダーの中に何か入っていると変更できません。
  • 中が空かどうか確認します。
  • もし何かのファイル(スクリーンショットやメモなど)が入っていたら変更前にホームフォルダの中に、自分用のフォルダ(例えば My-Docなど)を作ってそちらに移動しておきます。
  • 「端末」アイコンをクリック>そこに次のコマンドを入力してEnterを押します。マウスの右クリックで貼り付けることもできます。
    LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update
  • 変更画面が出ます。
  • ここで必ず「Don't ask me again」(次回から表示しない)に、チェックをして「Update Names」 をクリックして英語名に変更します。
    「Don't ask me again」(次回から表示しない)に、チェックをしないと、次の起動時に、日本語名にするかどうかの画面が出てきて面倒なことになります。その画面が出た時は「古 い名前(英語名)を残す(Keep Olde Names)」を押します。
  • 「Don't ask me again」にチェックを入れた場合で、再びフォルダの言語を変更したい場合は、homeの中を右クリックして隠しファイルを表示し、その中の    .config/user-dirs.locale を別の所に移動しておきます。無いと新たに作成されます。
    user-dirs.dirs も別の所に移動しておけば、全てリセットされます。
  • ファイルマネージャー(ファイラー)の左欄にある「ホーム」と「デスクトップ」については、右欄の実際のフォルダが英語になってもカタカナ名で表示されますが、実際は英語名になります。別のフォルダではありません。
  • 実際に指定する場合は、home, Desktopと英語で指定します。(大文字と小文字は区別されます。)
  • 変更したら、PCを再起動します。 

スワップ率をゼロにする

Mintのページを参照してください。

RAM を利用する

Mintのページを参照してください。

OSでRAMを利用

Mintのページを参照してください。

FirefoxでRAMを利用

Mintのページを参照してください。

Ubuntu デスクトップ画面の操作方法

トップバー

クティビティボタン(トップバー左)

  • 「使用中のアプリの一覧表示」と、最上部に「アプリの検索欄」が出ます。
  • アクティビティボタンを押す代わりに、Windowsキーを押しても同じです。
◆「アプリの呼び出し検索欄」
  • 端末の起動アイコンを表示するための検索欄です。
  • ter と記入すると端末(terminal)の起動アイコンが出ますのでこれをクリックして断末を開きます。

日本語入力切り替え:ja ボタン(トップバー右)

  • 最初に Mozk を選んでおきます。
  • 以後「全角/半角」キーで A/あ に変更できます。
  • 全角(あ)か半角(A)かは画面の右上を見ないとわからないので不便です。

電源OFFボタン(トップバー右 )

  • 電源OFF(Power OFF)とはシャットダウンのことです。サスペンド、再起動もできます。

設定 ボタン(トップバー右)

  • OSの各種設定ができます。Dockにある「設定」と同じなため、そちらで説明します。アプリ一覧の中にもあります。

日時表示

  • トップバー中央
  • 月日時間しか表示されません。
  • Ubuntu Softwareからtweak(gnome-tweak)をインストールすれば、曜日と秒を表示することができます。

左サイドバー

  • Dockがあります

Dockの機能

「ランチャー機能」と「起動中のアプリ表示機能」があります。

ランチャー機能

よく使うアプリのアイコンを置きます。
「お気に入り」ともいいます。
ここのアイコンを右クリックしてアプリを開きます。
次のようなアプリのアプリのアイコンを置くといいです。
登録はアプリケーション画面から「お気に入りに追加」で追加できます。Dockからの削除は右クリックでできます。
  • Firefox
  • テキストエディター(gedit)
  • 端末
  • ファイラー(nautilus)
  • スクリーンショット
  • システムモニター(起動アプリ、メモリーの使用率、ドライブの使用率など)
  • LibreOffice
  • 設定 各種機能の設定ができます。
    ◆注意:開いた画面が2次画面になっている場合は、左上の<ボタンを押して1次画面に戻してください。
    これに気が付かないと確認・設定ができません。
    次のような設定ができます。
     背景 デスクトップの画像を変更できます。
     外観 ウィンドウの色(テーマ)を3種類変えられます。
     プライバシー >で画面ロックの設定ができます。
            ロックされると、パスワードが必要になります。
     電源  ディスプレイの表示を消す設定
     ディスプレイ 外部モニターを使う設定
     など
  • ソフトウェアの更新  灰色の丸にAのアイコン
    アップデートをすぐに実行します。通常は自動的にアップデートされます。
  • Ubuntuソフトウェア  「ソフトウェアのインストール画面」が開きます。
    そこからアプリをインストールしたり削除したりできます。
    開いた「ソフトウェアのインストール画面」>左上の虫メガネに検索語を記入>表示されたアプリをインストールまたは削除
    「Ubuntuソフトウェア」のトラブル
    インストール画面のシステムは、何度も変更された経過があり、問題があります。
    「旧Ubuntuソフトウェア:ubuntu-software」と「旧ソフトウェア:gnome-software」と「旧ソフトウェア:旧 snap-store:Snapアプリ専用」の3つがありました。
    今回「新Ubuntuソフトウェア」になりましたが、更新で問題が発生して使えなくなりました。
    代わりに、「旧ソフトウェア:gnome-software」を端末からインストールしたらエラーが多数出て途中で停止。Ctrl+Zで止めてインストールされた青い四角の中に青丸があるアイコンから「ソフトウェア」を起動。
    その後、アップデートで、再び、「新Ubuntuソフトウェア」のオレンジの四角にAのアイコンが現れて使えるようになりました。

起動中のアプリ表示機能

  • Dock内のアイコンの横にアプリの起動数の数だけ赤い●印がつきます。
  • そのアイコンをクリックすると使用中のアプリが表示されます。
  • 赤い●印が複数ある場合は、2回押すと、複数の画面が見えます。

アプリケーション(格子状)ボタン

  • ここを押すと、アプリの「メニュー画面」になります。
  • アプリケーションボタンを上に移動する方法(配置する方法):
    アプリケーションボタンが画面下に離れていて、使いにくい場合は、左上に配置できます。
    端末から次のコマンドを打ちます。(dconfのインストールは不要です。)
    gsettings set org.gnome.shell.extensions.dash-to-dock show-apps-at-top true
    戻すコマンド
    gsettings reset org.gnome.shell.extensions.dash-to-dock show-apps-at-top
    その他の方法:GUIで設定する場合は dconf をインストールします。
    org → gnome → shell → extensions → dash-to-dock → apps-at-topとたどっていって変更できます。

メニュー画面

  • アプリケーション(格子状)ボタンを押すと「メニュー画面」が表示され、アイコン一覧が表示されます。
  • インストールしたGUIのアプリはだいたい表示されますが、CUIアプリは表示されません。
  • インストールしたアプリは、「Ubuntu Software」の「インストール済み」で確認できます。abc順に並んでいます。
  • アイコンの並び順はabc、あいうえお、漢字の順になっています。
  • あまりここからアクセスしないアプリのアイコンは、「ユーティリティ」というアイコン中に多数入っています。ここからマウスで外側に引き出すことができます。
  • アイコンの一覧から、使いたいアプリのアイコンを選んで起動できます。 アイコンを右クリックして、画面左のDock(お気に入り)に登録できます。
  • アイコンに出ていないアプリは、下で説明する「メニューにアプリを登録」で登録できます。

デスクトップ

 デスクトップを表示する方法は Windowsキー+D です。

デスクトップのゴミ箱とホームアイコンの非表示

 tweaks アプリをインストールして拡張機能で設定できます。

基本的な使い方

ウィンドウの移動方法

Windowsキー+マウスで移動できます。

開くウィンドウの最大化を無効に

Ubuntu はアプリを起動する際、そのアプリのウィンドウサイズが画面のサイズに対してある程度大きい設定になっていると、自動的に最大化された状態で起動するようになっているので、勝手に最大化されたくない場合は無効にしておきます。
gsettings set org.gnome.mutter auto-maximize false
元に戻すコマンドはこちら。
gsettings reset org.gnome.mutter auto-maximize

上端でのウィンドウの最大化を無効に

  • 次のコマンドで無効にできます。
    gsettings set org.gnome.mutter edge-tiling false
  • 戻すコマンドは
    gsettings reset org.gnome.mutter edge-tiling

ファイラー(Nautilus)の使い方

拡張子の起動アプリを変更する

  • あるファイルの拡張子に関連付けられたデフォルトのアプリケーションを変更することができます
  • 例えば、 .mp4 のファイルを、以後 mpvプレーヤー で再生したい場合は、
    ファイルを右クリック>プロパティを選択>開き方タブを選択>アプリケーションを選択>デフォルトに設定するボタンをクリック で変更できます。

ファイラーから端末を開く方法

  • ファイラーの上の部分に表示されている「フォルダ名」の右の▼または右クリック>「端末で開く」で開きます。

ファイルを端末で実行する方法:設定

  • ファイルが、スクリプトファイル(.sh)や、コマンドを書いたテキストファイル(.txt)を端末で実行する方法です。
  • 設定:ファイラーの上の部分に表示されている三をクリック>設定>動作>実行可能なテキストファイル>「どうするか確認する」をONにします。
  • ファイルを右クリック>プロパティー>アクセス権>実行可能をONにすると、ダブルクリックすると実行できます。

管理者権限でファイルを開く(rootで開く)設定

  • ファイラーから管理者権限で開けるかどうか確認します。
  • 開けない場合は、「Ubuntuソフトウェア」からnautilus-adminをインストールします。
  • 次のコマンドでインストールすることもできます。
    sudo apt update
    sudo apt install nautilus-admin
  • ファイラーを開き直すと有効になります。それでも有効にならない場合は、PCを再起動します。
  • これでファイラーの上部に表示されているフォルダ名の右の▼または右クリック>「Open as Administrator」またはファイルを右クリックして「Edit as Administrator」>パスワード>で管理者権限で開きます。

ファイラーをMintのNemoにする

  • ソフトウェアから(Linux Mint Cinnamon用の)Nemoをインストールします。
  • これでNautilseより使いやすくなりました。
    使い方設定方法は、Linux Mint 基本的な使い方をご覧ください。

トップバーを下にする(Windowsに近づける)

  • YoutubeのUbuntu 18.04での説明動画が参考になりました。(20.04とは一部異なる)
    UbuntuのレイアウトをWindowsに近づける〜Gnome拡張機能の使い方説明〜 (Distroナナッキー)
  • その他の参考にしたサイト
    (続)Windows10 から Ubuntu に乗り換える - IMUZA.com 
    Ubuntu 20.04 を Windows10 風にする – 某氏の猫空 (動画付き)
     

  • 以上をまとめたUbuntu20.04での方法(テス済み)

    Ubuntu_20-04_Windows風デスクトップのカスタマイズ
       (上の図のように設定したらかなり使いやすくなりました。)

    アプリケーション(格子状)ボタン
     >ソフトウェアの更新をしておく(灰色の丸の中にAのアイコン)
    GNOME Tweaksがインストールされているか次の方法で確認する
     >アプリケーション(格子状)ボタン>検索ボックスにtweaksと書く
      >「四角の中に2つボタン」のアイコンが表示されればインストール済み
      >そうでなければ、ソフトウェアから、GNOME Tweaksをインストール
    sudo apt install chrome-gnome-shell を実行
    GNOME Shell Extensions(https://extensions.gnome.org/)にアクセス
      >「ここをクリックしてブラウザー拡張機能をインストール」をクリック
      >continue(続行)>Add(追加)>OK>再表示
        >この画面「拡張機能」は開いたまま *A
    *A「拡張機能」 >検索ボックスにDash to Dockと書く>Dash to Dockをクリック
      >右上のスイッチをON>インストールをクリック
    *A「拡張機能」 >検索ボックスにDash to Panelと書く>Dash to Panelをクリック
      >右上のスイッチをON>インストール
        >トップバーDockと一緒になって下のパネルとなる
    *A「拡張機能」 >検索ボックスにArc Menuと書く>Ark Menuをクリック
      >右上のスイッチをON>インストール>下の左にMenuアイコンが追加
    Tweaksを起動>拡張機能>Dash to Dock=ON>横の歯車をクリック
      >位置とサイズ>ドックサイズの上限=例えば54%
             >アイコンサイズの上限=例えば41px
      >ランチャー>「アプリケーションを表示するアイコンを表示」=OFF
            >好みに応じて「実行中のアプリを表示」=OFF
            >好みに応じて「お気に入りアプリを表示」=OFF
            >好みに応じて「ゴミ箱を表示」=OFF
      >外観>不透明度の調整(Dashの背景)=固定>不透明度=10%に調整
    Tweaksを起動>拡張機能>Dash to Panel=ON>歯車
      >位置>Panel thickness(パネルの厚さ)=32(デフォルトは48)
         >アプリケーション表示ボタン=「表示」ボタンを押して灰色を白に
           >パネルの左端のアプリケーションボタンが消える
      >スタイル>アプリのアイコンのマージン(隙間)=0〜4(デフォルトは8)
    Tweaksを起動>拡張機能>Arc Menu=ON>歯車
      >Menu Layout
        >Traditionalをクリックすると>Mint Menu Styleなどが選べる>Apply
       (>Modernをクリックすると>Windows10 Styleなどが選べる>Apply)
       (>Touchをクリックすると>Elementary Menu Styleなどが選べる>Apply)
    元に戻す方法(不明)
      Tweaksを起動>メニューバーの三をクリック>「デフォルト設定に戻す」
        >拡張機能
          >Ark Menu をOFF
          >Dash to Panel をOFF
          >Dash to Dock をOFF

アプリ・ソフトの利用

  • Windowsと違ってLinuxのアプリは、一般的には、バージョンが違うと使えません。一部の外部アプリはバージョンが違っても使える場合があります。
  • ただし、PPAアプリはバージョンや状況が合わないとシステムを壊してOSの再インストールになりますので専門家向きです。
  • コマンドでインストールする場合は、同じものを、2重にインストールすると、トラブルになる場合があります。
    「Ubuntuソフトウェア」からインストールすれば、2重にインストールできませんので安心です。

Ubuntuソフトウェアからインストール

  • Mintと同じアプリが使えます。基本的にここからインストールしたものは安心して使えます。
  • Snap アプリは余計なことが増えます。どうしても使いたい場合に使うといいです。

外部アプリのインストール

  • 外部アプリは、サイトの説明書きをみて、対応しているディストリビューションとバージョンにあったものをインストールします。

PPAアプリのインストール

  • 個人の有志がつくったアプリです。
  • バージョンや状況が違うと、OSに問題が生じる可能性があります。
  • ネットに出ていたからと言って安易にインストールしないほうがいいです。
  • どうしても使いたい場合は、再インストールの可能性を考えておいた方がいいかもしれません。

アプリを登録する方法 1

  • 「UbuntuSoftware」からインストールすると、「アクティビティ画面」に自動的に登録されますが、登録されない場合は次の方法を試してください。

アプリを登録する方法 2

  • 「メイン・メニュー(Main Menu)」というアプリ:alacarte をインストールします。
  • これで「新しいメニュー」「新しいアイテム」を登録できます。アイコン画像も登録できます。
  • 「新しいアイテム」には次の内容を記入します。
    Name=アプリ名  ←アイコンの名前になります。
    Exec=アプリのコマンド名、または実行ファイルをフルパスで書きます。
    Type=Application
    Icon=アプリのアイコンファイルをフルパスで書きます。書かないとデフォルトのアイコンになります。
  • 登録すると、アプリのアイコン一覧に現れます。右クリックでDock(お気に入り)に登録できます。
  • 実行可能になっていないアプリは、一旦「メイン・メニュー」を閉じてから、実行可能にします。

起動音は鳴らせない

  • Ubuntuは基本的に音を出しません。
  • 起動時に音を鳴らす方法がネットにありました。
    次のように設定したら、Ubuntuが動かなくなりました。
    アクティビティ>session>自動起動するアプリ>追加>名前欄に「Ubuntu Login Sound」>コマンド欄に
    /usr/bin/canberra-gtk-play --id="desktop-login" --description="GNOME Login"
    または
    /usr/bin/canberra-gtk-play --id="desktop-login" --description="GNOME Login sound"
    と記入

ショートカットの作成

  • デスクトップに置くだけで、メニューには入りません。メニューに入れたい場合は上の方法(alacarte)で登録してください。
  • デスクトップを表示する方法は Windowsキー+D です。
  • 作り方:デスクトップに次のファイルを置きます。
  • ファイル名を、「アプリ名.desktop」とします。
    中に次の内容を書きます。
    ----------------------------------------------------------
    [Desktop Entry]
    Comment=   ←不要です。
    Terminal=false
    Name=アプリ名  ←アイコンの名前になります。
    Exec=アプリのコマンド名、または実行ファイルをフルパスで書きます。
    Type=Application
    Icon=アプリのアイコンファイルをフルパスで書きます。書かないとデフォルトのアイコンになります。
    ----------------------------------------------------------
  • 以上を書いて保存し、プロパティのパーミッションで実行ファイルにします。

端末の設定と使い方

端末の開き方

  • 左の縦欄の「お気に入り」バーに ある >_  アイコンを押す。
  • または、トップバー左の田のアクティビティボタン>上の検索欄にterminalと記入>端末アイコンをクリックで起動、または、右クリックで「お気に入りに追加」

端末のコピーと貼付けキーの変更

  • デフォルトのショートカットキーは次のようになっています。
     コピー:Ctrl+Shift+C
     貼り付け:Ctrl+Shift+V
  • コピー:Ctrl+C、貼り付け:Ctrl+Vに変更できます。
    画面を右クリック>メニューバーの表示にチェック>
     編集>(設定)>ショートカット>編集
     1 コピー>その右をクリック(ダブルクリック)>新しいアクセラレータ
       >CtrlとCのキーを押します。
     2 貼り付け>その右をクリック(ダブルクリック)>新しいアクセラレータ
       >CtrlとVのキーを押します。
    *副作用があります。元のCtrl+C(コマンドの終了)が使えなくなります。
        この場合、Ctrl+Shift+Cが終了コマンドになります。

端末の実行を止める方法

  • Ctrl+C 上のように変更した場合は、Ctrl+Shift+C
  • Ctrl+Z(コマンドの停止)もだいたい同じです。

端末の画面を一時的にクリアする方法

  • Ctrl+L

端末の設定

  • メニューバーの三をクリック>設定>名前なし>
    文字、色、スクロール など

端末のプロンプトとは

  • $ はコマンドプロンプト(command prompt)といいます。ドルマーク(ドル記号)
    命令入力を受け付けられる状態です。入力促進記号ともいいます。
  • 現在フォルダが/homeの場合のプロンプトは aaa@bbb ~ $ となります。
    「ユーザー名:aa」@「コンピュータ名:bb」 ~ $ となります。
    ~はチルダといってホームフォルダ(/home/「ユーザー名」)を意味します。
    通常ホーム(home)というと、/home/「ユーザー名」のことをいいます。
  • $HOMEは~記号と同じです。$HOMEは環境変数で/home/「ユーザー名」を意味します。
  • 現在フォルダがpicturesの場合のプロンプトは
    aa@bb ~/Pictures $ となります。。
  • ディレクトリーとフォルダーの違い: コマンドやプログラミングでは専門用語?としてディレクトリーといいます。同じことです。
    英語: directory (名簿、指令書)、folder (ファイル入れ)、fold (折りたたむ)
  • アイコンから端末を起動した場合はホームフォルダが基準になっています。
  • 特定のフォルダをカレントに指定して端末を起動するには、そのフォルダを右クリックして>「端末で開く」、で端末を起動させます。
  • Blogなどで、説明する場合は、長いプロンプトを全部そのままコピーして書く人もいますが、$マークや#マークで代用する人も多いです。
    その場合、コピーして使うときは$や#を外してコピーして使います。
    プロンプト無しで書いても、意味がわかれば、コマンドだとわかりますので、そのままコピーして使います。
  • プロンプトの次に白い四角形が表示されますが、これは次にここに入力できますというカーソルです。
  • プロンプトの後ろにスペースが入るとコマンドがエラーになります。

コマンドの基本

  • カレントディレクトリ(現在フォルダ)とは?
    端末が対象とする現在フォルダのことです。
    . ドット(ピリオド): カレントディレクトリを示します。
     どのディレクトリでも実行できるコマンド(全体を対象にするコマンド)の場合は、どのカレントディレクトリでも実行できます。ffmpegとか、python3とかのプログラムです。
    ./ ドットスラッシュ カレントディレクトリ内のファイルであることを示します。
      カレントディレクトリ内のファイルを処理するする場合は、このドットスラッシュ./を付けないと処理が実行されない場合が、まれにあります。
    通常はカレントディレクトリーですから、そのままコマンドを打って実行できます。
  • ホームディレクトリ
    端末は通常、ホームフォルダがカレントディレクトリとなって開きます。
    ~  はhome/「ユーザー名」。通常単にホーム(home)いいます。
    ~/  はhome/「ユーザー名」/
    ~/.xxx  はhome/「ユーザー名」内の隠しファイル.xxxまたは隠しディレクトリ.xxx
    ~ $  はhomeのプロンプト
    ~/Pictures $  はhome/「ユーザー名」内のPicturesディレクトリのプロンプト
  • ファイラーで、フォルダ、またはフォルダ内の空いている所を、右クリックして>「端末で開く」で開くと、そのフォルダが現在のフォルダとなって開きます。
  • 端末の現在フォルダは、cdコマンドで変えられます。
    cdコマンドの使い方は下の「主なコマンド」を参照
  • ピリオド2個だと?
    ..は1個上のディレクトリを対象にします。../..は二つ上。
  • 絶対パスと相対パス
    / で始まるパスは絶対パス。
    . で始まるパスは相対パス。
  • 解説などに出ている複数行のコマンドは、途中でキーボード入力が生じなければ、まとめて貼り付けて実行できます。1行ずつ確認しながら実行すると確実です。
  • && 複数のコマンドを続けて実行できます。xxxx && yyyy
  • sudo : システムに関係するコマンドの場合、例えば解説などで root (スーパーユーザー)でコマンドを実行すると書いてある場合は、コマンドの前に sudo をつけます。自分のパスワードで一時的に root 権限が与えられます。
    例: $ sudo xxxx → コマンドxxxxをrootで実行。 パスワードを聞かれます。
  • 「許可がありません」となる コマンド(システムを変更するコマンド)は、 sudo su を実行してroot 権限になってから行います。自分のパスワードを入れた後で$が#に変わります。必要な処理がが終わったら # exit で$ にもどします。端末を閉じてもroot権限は終ります。
  • フォルダ名や、ファイル名限っては原則としてシングルクォーテーション '〜' で囲みます。
    ただし、中に ' がある場合は、 '\'' のように書きます。
    ダブルクォーテーション "〜" で囲む場合は、その中にダブルクォーテーション "や特殊文字が含まれていると問題がおきます。特殊文字はアプリケーションによって異なります。特殊文字は頭に\をつけてエスケープできる場合があります。
    特殊文字を含まない場合は、"で囲むことが多いです。
  • ' ' 文字列は通常は、'シングルクォーテーションで囲みます。
    シングルクォーテーションで囲まれた中にシングルクォーテーションがある場合は '\'' のように書きます。
    特殊文字を含まない場合は、"で囲むことが多いです。
  • " " 文字列を"ダブルクォーテーションで囲む場合は、注意が必要です。
    中にダブルクォーテーション "が含まれる場合は、頭に\をつけてエスケープします。
    コマンドの中で使う場合や、アプリケーションによっては、特殊文字が含まれていると問題がおきる場合があります。
    特殊文字はアプリケーションによって異なります。.+*?[](){}^$|\や-や!など。
    特殊文字は頭に\をつけてエスケープできる場合があります。 
  • ! は特殊機能の文字です。文字列として使う場合は、' 'で囲みます。" "で囲む場合は最後に1個だけ書いた時に限り使えます。
  • フルパスの表示: ファイラーのフォルダまたはファイルを端末にドロップすると、フルパス名が表示できます。
  • 端末の画面のスクロールは、Shift+PageUp, Shift+PageDown。
  • 端末の画面の表示をクリアする方法 : メニューから「端末」>「リセットとクリア」でできます。
    Ctrl+L でもリセットできます。
  • 端末のカーソルの操作方法
    Ctrl+H カーソルから前の方に削除していく。BackSpace
    Ctrl+U 行頭まで削除する
    Ctrl+K 行末まで削除
    Ctrl+A 行頭に移動
    Ctrl+E 行末に移動
    ↑ 前のコマンドを表示
    ↓ 次のコマンドを表示

主なコマンド

  • 端末の使い方とコマンドの使い方は、Mintの「基本的な使い方」の方をご覧ください。
  • apt は apt-get と同様の機能です。
  • help  : コマンド名 --helpで主な使い方Helpが表示されます。
  • version xxxx --versionでコマンドやアプリのバージョン表示
  • cd : カレントフォルダ(ディレクトリ)を移動する
       cd 'フォルダのパス'  そのフォルダに移動する
         フォルダを右クリックして端末で開いてもできます。
       cd ~/Documents/Program ホーム内の指定ディレクトリに移動。
       cd /  ルートに移動 Mintでは / をファイルシステムと書いています。
       cd   ホームに移動
       cd xxx 下のxxxフォルダに移動 例:cd Downloads
       cd ..  一つ上の(親の)フォルダに移動
  • ls : ディレクトリ・ファイルの情報
    ls -ltra ファイル名・フォルダ名の詳細・更新時を古順に表示、隠しファイルも表示
    -オプション l:詳細を表示(日時の前の数字はサイズByte)
    t:更新時表示で新順 r:古順に並び替え 1:1行ずつ表示
    tc:移動リネームステータス時で新順
    tu:アクセス時で新順
    R:サブフォルダ以下も対象(ただし*で文字指定すると不可)(Mint19で使用不可)
    X:拡張子順
    a:隠しファイルも表示
    N:生ファイル名
    *:名前の文字指定(大小字の区別あり)
  • find : ファイル検索  現在フォルダ以下を対象にし、サブフォルダも検索。
    答えの頭につく./は現在フォルダの意味です。
    find -name '*AAA*' はAAAを検索
    find -iname '*AAA*' iは大文字小文字の区別なしで検索。
    find / -iname '*abc*' /はファイルシステム内(ルート内)を検索
    find -iname '*abc*' 2>/dev/null は、パーミッションの)「許可がありません」を除きます。
  • 正規表現(テキストエディターを使う方法)
      行頭(文頭) ^abc
      行末(末尾) abc$
      メタ文字 .+*?[](){}^$|\ (メタ文字を文字にするには前に\をつける)
      あ+はあ1個以上、あ*はあ0個以上 .*は任意の文字
      [^0-9:]は数字と:以外
      否定的先読み検索
       ^(?!.*ああ).*$\n ああ が無い行
       ^(?!.*\.png).*$\n .png が無い行
  • URLエンコード デコード
      python3
      import urllib.parse
      print (urllib.parse.quote('あ'))
      print (urllib.parse.unquote('%E3%81%82'))

シェルスクリプト

  • シェルコマンドをプログラム的に実行するテキストファイルです。
  • テキストエディターの1行目に #! /bin/bash と書き、以下に必要なコマンドを書いて拡張子を.shにします。1行目はshebang(シバン)といいます。コマンドをbashで実行することを示します。
  • shファイルができたら実行可能にします。ファイルを右クリック>プロパティ>パーミッション>「プログラムとして実行可能」をONにします。
  • 実行方法:端末で、bash xxxxxx.sh で実行できます。
    ファイルをダブルクリックでも実行できます。ただし、Ubuntuの場合は、ファイラーで次の設定が必要です。
    上のメニューバーの三をクリック>設定>動作>実行可能なテキストファイル>どうするか確認するをON
  • 1行目にシバンを書かずに、単にコマンドだけ書いて、.txtで保存したファイルも同様に実行可能にすれば、ダブルクリックで端末で、(デフォルトのシェル:通常はbash)実行できます。
  • シェルスクリプトの使い方の詳細は、「Bash・シェルスクリプトの使い方・作り方」の方をご覧ください。

その他

Wine の使い方と Windows ソフトの設定

昔の python2 は使えなくなりました

  • python3 は python3 で起動します。
  • python (=python2) は使えなくなりました。
  • 計算をする場合は、続いて from math import * を実行します。
  • コマンド python はエラーとなります。
  • 昔の pytho2 を使いたい場合は、別途インストールして設定する必要があります。

おすすめアプリと使い方