Linux Mint に HDD、SSD、USBドライブ、Windowsドライブを接続する方法を説明します。
Linux では、Windowsと違って、ドライブを接続する場合に注意が必要です。単に接続しただけでは使えない場合があります。

Linux Mintの例で説明します。(1019年09月更新)

ドライブによって接続方法が違う

次のような場合によって接続方法が違います。
  1. データ用のHDD・SSDを接続する場合
  2. データ用のUSBドライブやUSBメモリを接続する場合
  3. LinuxのOSの入ったSSDやHDDをSATA接続する場合。
  4. LinuxのOSの入ったUSBドライブやUSBメモリを接続する場合。
  5. WindowsのOSやデータの入ったSSDやHDDを接続する場合。

それぞれの場合について次に説明します。

1 データ用のHDD・SSDを接続する場合

フォーマットした状態では書き込みができない?

新規にHDD、SSD、USBドライブをフォーマットした場合に書き込みができない場合があります。

1 所有者ではない場合(所有者がroot)

  • 右クリックで「新しいフォルダの作成が灰色」でフォルダの作成できない場合
  • ファイルをコピーした時に「〜のコピー中にエラーが発生しました。」と出る場合
  • このような場合は、「あなたは所有者ではない・・」、所有者がrootの状態です。
  • プロパティー>パーミッションを見ます。
  • 所有者が root になっていて、一番下に、
    「あなたは所有者ではないのでパーミッションの変更はできません。」と出る場合です。
  • 所有者(アクセス権)を正しく設定すれば書き込みができます。
  • 「ドライブを書き込み可能にする方法(アクセス権)」の項目をご覧ください。

2 フォーマットに関係する場合

  • 新しいフォルダを作成したり、ファイルをコピーするときに、
    「〜へのコピー中にエラーが発生。転送先は読込専用です。」と出る場合です。
  • プロパティー>パーミッションを見ます。
  • 所有者は、rootではなく、自分の「ユーザー名」になっていて、
    アクセス権は、「ファイルの作成と削除」(読み書き可の意味)となっている場合です。
  • USBメモリをフォーマットした後におきる場合があります。
  • 「データ用のUSBドライブやUSBメモリを接続する場合」の項目をご覧ください。

ドライブを書き込み可能にする方法(アクセス権)

  • ドライブ内にフォルダの作成や、ファイルの保存が出来ない場合があります。
  • その場合、空いている所を右クリック>プロパティ>パーミッション(アクセス権)画面を開くと、
    「あなたは所有者ではないのでパーミッションを変更出来ません。」と書いてあります。
    アクセスできない状態です。
  • 所有者が root になっていると、アクセス自体が出来ませんので、この状態ではドライブは使えません。
  • ドライブの所有者を、「root」から「PCの所有者」に変更すれば、普通に使えるようになります。
  • パーミッションの変更をする必要はありません。
  • その場合は何もない状態で、所有者を変更します。
  • 一度セットすれば、ドライブが覚えていますので、一回ですみます。
  • アクセス可能にする方法
           --- Rootとして開く ---
    Linux_Mint_17_Open_Root_03
    ファイラー「ファイル」で、ドライブ・フォルダを開けて、
    空いている所を右クリック>「Rootとして開く」>パスワードを入力で、赤い「権限昇格」画面が開きます。
           --- パーミッションの設定 ---
    Linux_Mint_17_Permissions-03
    開いた「権限昇格」画面で、右クリック>プロパティ>パーミッション>で
    「所有者」を 「root」 から「ユーザー名」に変更します。「ユーザー名」とは、端末を開いた時に最初に表示される@の前の文字です
    一番上のユーザーの【所有者】を「ユーザー名-名前」(実際にはユーザー名)にして、
    その下のグループの【所有者】を「ユーザー名」にします。
    私の場合、選択欄を、スライドさせたら「ユーザー名-名前」というのがあり、
    それを選んだら設定できるようになりました。実際には「ユーザー名」ですが、
    画面の表示として一番上は「ユーザー名-名前」となっているので紛らわしいです。
    グループの所有者もrootになっているから同様にスライドさせて「ユーザー名」を選びます。
  • 通常はユーザーとグループの所有者を変えるだけでいいです。
  • アクセス権など、その他の項目は、元のままにしておきます。
    -----例-----
    所有者のフォルダのアクセス権=ファイルの作成と削除
    所有者のファイルのアクセス権= ---
    グループ・その他のファオルダのアクセス権=ファイルにアクセスのみの場合もあるし、なしの場合もあります。
    グループ・その他のファイルのアクセス権= ---
    「フォルダ内のすべてのファイルにパーミッションを適用する」
    ------------
  • 次のchownコマンドでは、上のようにドライブやフォルダやファイルの所有権を変更出来ます。
    「所有者」は、各フォルダ、各ファイルごとに設定されていますので、何かの操作で中のフォルダやファイルが大量に root になっていると、一つずつ上の作業をするのは大変です。
    その場合は、ドライブの所有権を上の方法で変更してから、一番親のフォルダを作って、その中に全部移して、その親フォルダを次のコマンド(chown)で所有者の変更をすれば、その中のものを下位まで一括して(再帰的に)変えられます。
    所有権の変更コマンド例
    親フォルダ内を右クリック>「端末で開く」
    確認表示例: ls -Rltr1a --time-style=long-iso (現在フォルダの中のものを下位まで全て表示・古い順にソート・一行で表示・隠しファイルフォルダも表示・年月日時を表示)(
    -Rltr1aの代わりに-laとすると現在フォルダの情報を表示。tr1は不要)
    所有権の変更例: ユーザー=root→lake グループ=root→lake フォルダ=green の中のものを下位まで
    全て変更 (lekeはそのPCのユーザー名でコマンドの前にユーザー名@コンピューター名と出ている。例:lake@wind)
    sudo chown -Rv 'lake':'lake' 'green' (R:中のものを下位まで全部、v:結果を表示)(hをつけて-hRvとすると指定したフォルダも対象になる)
    (-hvでは対象フォルダだけとなる)(ドライブも接続された所のフォルダにつながっているフォルダと考える)
  • 既存のフォルダやファイルのアクセス権や実行を変えるのは、それぞれの性質と目的を調べる必要があるので無闇に変えるのは問題です。
    ファイルのパーミッションと所有者の管理 
    【chown】ファイルやディレクトリの所有者を変更するLinuxコマンド 
    UbuntuTips アクセス権の変更 
    chown - ファイルの所有者やグループを変更 
    chownコマンドについてまとめました 
    コマンドオプションの再帰的ってなに?←下位も全部の意味
  • すでに中にフォルダやファイルがある場合は、外を設定すれば中も同じになるというわけにはいきません。何もない状態で、一番上のフォルダを設定しておく必要があります。
  • 設定したPCでパスワード、ユーザー名、所有者名を使って書き込み可能にしたドライブを、他のPCに接続した場合はどうなるかというと、何もしなくてそのまま他のユーザー名に変わり書き込み可能になります。

隠しフォルダの lost+found フォルダはなんのため?削除できる?

  • 最初にドライブを開けた時、隠しフォルダとして、 lost+found というフォルダ(隠しファイル)がある場合があります。
  • それは昔のシステムで停電時などの障害時のデータ退避用のフォルダです。
  • 削除しても問題がありません。そのままにしておいても問題がありません。
  • 削除する方法:
    lost+foundは所有者が一般的にはrootになっているので、削除するには、右クリック>「ルートとして開く」でroot権昇格画面で「隠しファイルを表示」して削除できます。
    lost+foundの名前のディレクトリが存在していますが lost+found ディレクトリは削除して問題ない?  

PC起動後、毎回手でクリックしないと接続できない

【手でマウントする方法】

  • この作業をマウントといいます。
  • マウント方法
           --- マウントの図 ---
    Linux_Mint_Mount
    PCを起動後、ファイラー「ファイル」を開いて、左欄のデバイスの中の該当ドライブ名をクリックして初めてそのドライブがマウントされて接続可能になります。
  • クリックすると、そのドライブ名の右側に白丸に上向きの黒三角のアイコンが出てきます。これがマウントされている印です。
  • アンマウントすると、そのドライブにはアクセスできなくなります。何かのアプリがその中のファイルを使っているとアクセスできなくなります。
  • アンマウントする方法
           --- アンマウントの図 ---
    Linux_Mint_Unmount
    マウントされているドライブ名を右クリックしてアンマウントを選ぶと、アンマウントされます。
    USB接続の場合は「ドライブの安全な取り外し」を選びます。
    アンマウントは三角印をクリックするより右クリックで選んだ方が機器の問題が少ないです。
  • クリックし忘れると(マウントし忘れると)、次のような事になります。
    1. アプリがそのドライブをアクセスしようとしてもアクセスできません。
    2. 検索してもそのドライブの中のものは出てきません。
    3. そのドライブの中のフォルダやファイルのランチャを作った場合に、そのランチャをクリックしても開くことが出来ません。
  • マウントという問題があることを忘れてしまうと、なぜ開けないのかがわからないで困ってしまうかもしれません。Windows感覚になっているとそういう問題がよくおきます。
    分からないでいろいろクリックしているとMintが変になる場合もあります。
  • マウントを忘れないようにする方法
    起動時に、「マウントをしてください。」とメッセージを出せば気がつくと思います。
    1. 設定例:付箋紙アプリの「Knotes」「Indicator Stickynotes」などをインストールし、メッセージを設定して、自動起動に登録しておきます。
    2. 自動起動に登録する方法は、基本的な使い方の所を参照してください。
    3. PCを再起動して付箋紙のメッセージを見たら、ファイラーを開いて、マウントしてから、付箋紙アプリをタスクトレイで終了させます。
  • サスペンドで終了する方法
    PCをシャットダウンする代わりに「サスペンド」で終了すればマウントされたままで起動できます。
    消費電力は2Wくらいと少なく、2〜3秒で起動できます。
    アプリをたくさん開いたままでも、そのままの状態で続けられます。でも念の為書きかけのファイルは保存ボタンを押しておいた方が安心です。
    ただしメモリが少ないPCでシャットダウンしないで使い続けていると、メモリの使用量が増え続けていきます。

【自動マウントする方法】

  • USB接続にする方法。
    USB接続なら普通は自動的にマウント(接続)されます。HDDケースやSSDケースに入れてUSB3.0で接続すれば高速(SATA6Gbpsに近い速度)で転送できます。
    ただし製品によっては自動的にマウント出来ないものもあります。その場合はファイラーの左欄のデバイス名を右クリックしてマウントする必要があります。
    参考 SSD ケース SATA 6G USB3 センチュリー MOBILE BOX USB3.0 SATA6G ケース  
    参考 MBの上にもUSB3.0用のヘッダーが2個連結してあります。ここにUSB3.0ポート2個用に変換するアダプタ(USB3.0 ヘッダー  2ポート 変換アダプタ)を挿すと、PC内部でUSB3.0機器が使えます。フロントパネルや背面ブラケットにUSB3.0ポート2個を追加するアダプター(リアスロット 2ポート USB3.0)もこのヘッダーに挿します。
  • SATA接続で自動マウントする方法
    PCに内蔵ドライブがSATA接続の場合は、「ディスク」の設定で自動マウントできます。
    HDDを追加する - Ubuntu 14.04 LTS編
    増設HDDの自動マウント Ubuntu13.10 - Linuxだからできないなんて言わないよ

    □「ディスク」は似たようなボタンや選択肢や間違った表示記述がありますので、安易にクリックすると、ドライブやOSが使えなくなります。特に確認と注意が必要です。
    □ドライブには必ずラベルを付けておきます。付いていない場合は、このページの下の参考3を見てください。
    □対象のドライブ(デバイス)をアンマウントしておく。>メニュー>設定>ディスク>対象のドライブを選択(絶対に今起動しているMintのドライブを選ばないようにします。)
    >右欄のボリュームの図表の中の対象のパーティションのエリアをクリックして緑色に変更
    >その下の2重歯車の左の「ー印」を押さないようにします。「ー印」を押すとパーティションが削除できて使えなくなります。
    ー印の左は三角:アンマウントになっています。四角■だとマウントされています。四角を押すと三角に変わり三角を押すと四角になります。
    >2重歯車をクリックし>そこから「マウントオプションの編集」>マウントオプション画面が開きます。
    >一番上の「自動マウントオプション」のボタンの右半分を押してオフにします(右側が灰色になります)
    >1段目:起動時にマウントするにチェック>2段目:ユーザーインターフェースに表示するしない(英文板ではShow)のチェックを外す>(3段目:マウント時に追加の認証を必要とするのチェックは外したまま)
    >9段目:識別名「LABEL=パーティションに付けてあるラベル名」を選択>(10段目:ファイルシステム・タイプはautoのまま)
    >(この時点で7段目はnosuid,nodev,nofail、8段目(英文ではMount Point)は/mnt/パーティションのラベル名と変わっている)>OK>パスワード入力>これで接続されます。「ディスク」で見たパーティションには★が付き、歯車の左は四角■のマウント状態になっていることを確認。三角ならクリックして四角■にします。
    >この段階で、ファイラー(ファイルマネージャー:Nemo)のサイドバーのデバイスからそのドライブ名が消えますので、そこからはアクセスできません。ファイルシステムの中のmntフォルダの中にできている接続名(ラベル名)をクリックして、そのフォルダーを開いておいて、メニューバーのブックマークで、サイドバーに追加します。
    >接続を安定させるために、PCを再起動します。
    Linux Mint 17 – Auto Mount Solved - Windy Weather  
    Ubuntu OR "Linux Mint" 自動マウント HDD 

追加したHDDに、Documents, Videos などを設定する方法

  • OSのSSDには大量のデータを乗せられないので、DocumentsやVideosなどを追加HDDに設定すると便利です。
  • HDDに、DocumentsやVideosなどフォルダを作っておく>homeの中を右クリックして隠しファイルを表示し、その中の.config/user-dirs.dirを開いて、例えば次のように書き換えます。
    XDG_VIDEOS_DIR="$HOME/Videos"
    XDG_VIDEOS_DIR="/mnt/パーティションのラベル名/Videos"
    これでPCを起動するとHomeのVideoフォルダーのアイコンは普通の緑の四角になり、HDDのVideoフォルダのアイコンは模様のついた緑の四角になります。
    このフォルダーを開く場合は、Nemoのサイドバーに追加登録します。
    □ 登録方法→ファイルシステムの中のmntの中にできている接続名(ラベル名)をクリックして、そのフォルダーを開いておいて、メニューバーの【ブックマーク】で追加します。ブックマークは掴んで移動できます。元のものはマウスオーバーで区別できまが、右クリックでリネーム又は削除できます。
  • 参考:HDDに作ったDocuments などのフォルダをアイコンとしてデスクトップやパネルに追加する方法。
    メニュー>アクセサリから緑の「ファイル」を右クリック>デスクトップ(またはパネル)に追加
    >そのフォルダを右クリックでプロパティ(または編集)>コマンド欄をnemo /mnt/xxx/Documents %U
    などとし、タイトル、コメントを記入すればそのアイコンからでもアクセスできます。
    デスクトップで右クリック>「新しいランチャを作成」でも同様の方法で登録できます。

追加したドライブを、 /home に設定する方法

  1. OSをインストールする時に設定します。
     /home にしたいドライブを別にバックアップしておいて、インストール時に「インストールの種類」の所で「それ以外」を選択し、OSを入れるパーティションのマウントポイントは / とし、データの入っているhome にしたいパーティションは初期化にチェックしないで、マウントポイントを /home と設定します。
      /homeディレクトリ以下を別パーティションに分けておく 
      【初心者でもわかる】Ubuntuのインストール方法まとめ 
  2. データーのバックアップが楽になりますが、バージョンアップでは隠しファイルのアプリ設定ファイルが変わりますので注意が必要です。

2 データ用のUSBドライブやUSBメモリを接続する場合

USB接続のHDDやSDDやUSBメモリの場合です。

1 所有者ではない場合(所有者がroot)

  • 新しいドライブをフォーマットした状態では書き込みができない 
    USBドライブに書き込みができない場合があります。
    右クリック>プロパティー>パーミッション、で見た時に所有者が、自分の「ユーザー名」でなく、root になっている場合です。
    その場合はドライブを書き込み可能にする方法(アクセス権)
    と同じ方法で「所有者」の「root」を「ユーザー名」に変更します。
  • 最初にドライブを開けた時、 lost+found というフォルダ(隠しファイル)がある場合、それは障害時のデータ退避用のフォルダです。削除しても問題ありません。lost+foundは所有者が一般的にはrootになっているので、削除するには、右クリック>「ルートとして開く」でroot権昇格画面で削除できます。
  • USBドライブは手でマウントする必要はありません。USBを挿した時点、またはPCを起動した時点で自動的にマウントされます。
  • ただし、USBを抜く前には、必ず手でアンマウントします。「取り外してもいい」というメッセージが出てから外します。
  • アンマウントの方法:
    ドライブ名を右クリック>「ドライブの安全な取り外し」(または▲をクリック)で、ドライブ名が消えて、アクセスはできなくなります。
    その後、「取り外しができます」の表示が出てから引き抜きます。
  • 接続する場合は再度挿し直します。
  • EXT4 でフォーマットした場合でも、FAT32 でフォーマットした場合でも同じです。
  • USBドライブもUSBケースもUSBメモリも同じに接続できます。
  • 挿した時自動でなくて、手でクリックしてからマウントさせる方法(USBメモリを自動マウントさせない方法)もあります。ファイラーの設定で行います。下の「参考」の項目で説明します。

2 「〜へのコピー中にエラーが発生。転送先は読込専用です。」と出る場合

  • 次の「フォーマットに関係する場合」と同じです。

3 フォーマットに関係する場合

  • 新しいフォルダを作成したり、ファイルをコピーするときに、
    「〜へのコピー中にエラーが発生。転送先は読込専用です。」と出る場合です。
  • プロパティー>パーミッションを見ます。
  • 所有者は、rootではなく、自分の「ユーザー名」になっていて、
    アクセス権は、「ファイルの作成と削除」(読み書き可の意味)となっている場合です。
  • USBメモリをフォーマットした後におきる場合があります。
  • Gpartedでフォーマットする方が確実です。
  • フォーマットしたら、必ず引き抜いてから、挿し直すことが大事です。
  • 警告文の中の「読込専用です」はあてになりません。
  • 調べても読み書き可となっていますし、所有者は自分の「ユーザー名」になっています。
  • 再度挿しなおして、次の選択画面が開くかどうか確認してください。
  • 選択画面:「You have just inserted a medium. chose what application to launch.」
  • この画面が開いた場合は、
    1 「Ask what to do」の項目を「フォルダーを開く」に設定して、
    2 「Always perform this action」のチェックをONにします。
    3 「OK」を押します。
  • この設定は、ファイラーのNenmoの編集>設定>挙動>「メディアの取り扱い」で
    1 自動的にマウント=ON
    2 フォルダを開く=ON
    3 メディアの挿入時に尋ねる、または実行=ON
     (英語は Prompt or autorun/autostart programs ・・・)
     この項目は機能不良です。(1度設定すると2度と表示できません。)
    4 取り出したら閉じる=OFF
    と設定していると出ないはずですが、確認してください。
  • パーミッションが読み書きの設定は関係ないと思いますが、一応読み書きOKになっているか確認してください。
  • フォーマットしなおしてもあまり関係ないです。
  • それでも書き込めない場合は、次の4種類の方法を試します。
    1. USBメモリを外す、挿し直す
    2. PCを再起動する。(これで書き込める場合が多いです。)
    3. ファイラーを1つだけ開く>USBメモリは抜いておく>ファイラーの編集>設定>挙動>「メディアの取り扱い」の4つの項目を一旦OFFにする>ファイラーを開き直して1,2,3をONにする>USBメモリを挿す。
    4. Gpartedでフォーマットする。 

3 LinuxのOSの入ったSSDやHDDをSATA接続する場合

1台のPCに、起動しているドライブ以外に、Linux MintなどのOSの入ったSSDやHDDを複数SATA接続した場合の話です。SSDやHDDはSATA接続されているものとします。
LinuxのOSの入ったUSBドライブやUSBメモリーを接続する場合は後の「LinuxのOSの入ったUSBドライブやUSBメモリを接続する場合」の方を見てください。

起動する方のOSのドライブは、ブートメニュー画面で選択するか、UEFIで優先順位を設定して起動します。
  • ブートメニュー画面の出し方は、PCを起動したら、すぐに、Fキーを押して、
    デバイス選択画面(ブートメニュー画面)でストップさせます。
  • FキーはPCのマザーボード(MB)によって、F8(Asus),F11(Asrock),F12(Gigabyte)など異なります。
  • 表示されているブートメニューから、起動したいドライブを選んでEnterキーを押せば、そのドライブのOSで起動します。

PC起動後、毎回手でマウントします

  • 普通は毎回マウント作業が必要です。
  • マウントすれば、Homeフォルダの書き込みができます。
  • マウント操作を不要にするには、データ用のHDDやSSDを接続する場合と同じ方法で出来るかもしれません。

4 LinuxのOSの入ったUSBドライブやUSBメモリを接続する場合

1台のPCに、起動しているドライブ以外に、Linux の入ったUSBドライブやUSBメモリを接続した場合の話です。HDDやSSDをUSBケースに入れてUSB接続にする場合やUSB-HDD もUSBメモリも同じです。

起動する方のOSのドライブは、上と同様にブートメニュー画面で選択するか、UEFIで優先順位を設定して起動します。
  • マウント作業は不要です。
  • Homeフォルダやデーターは書き込みできます。

5 WindowsのOSやデータの入ったSSDやHDDを接続する場合

Windowsの入ったドライブの場合はいろいろと注意が必要です。
  • SATA接続やUSB接続についてはLinuxと同じですが、WindowsとLinuxの違いがあります。
  • 読むことは可能ですが、書き込みは出来ない場合もありますし、書き込みができてしまう場合もあります。
  • 読んだ結果がWindowosと同じにならない場合があります。
    特殊なファイル名は同じになりませんでしたし、リンクファイルは開けませんでした。
  • コピーして、Linux Mintの方に貼り付けられますが、Windowosと同じにならない場合があります。
    USBメモリーを介してコピーする場合もチェックが必要です。
  • 直接の書き込みは専門家でないとしない方がいいみたいです。
    データやドライブをおかしくしてしまうかもしれません。
    データのやりとりはUSBメモリやLANなどを介したほうがいいかもしれません。
  • 起動しなくなったWindowsのドライブのデータを救出する場合は、専門的になると思います。
    データーをコピーすることはできても、それをどこに書き込むかが問題です。
    すでにデータの入っているドライブに書き込むのは、そのドライブをおかしくしてしまうかもしれません。
    なので新しいドライブに救出することになるのかと思います。
    ウィルスで起動できなくなったと思われるドライブは注意が必要です。
  • 面倒なことが起きないように、接続してあるWindowsのSSDやHDDに全くアクセス出来ないようにする方法もあります。下の「参考」の項目で説明します。

参考1 USBドライブやメモリを自動マウントさせない方法

  • ファイラー「ファイル」の、編集>設定>挙動>メディアの取り扱い、のところに、
    「リムーバブルメディアの挿入時及び起動時に、メディアを自動的にマウント」
    という項目があります。このチェックはデフォルトでONになっています。
  • これをOFFにすると、デバイス名をクリックしてマウントしない限りはアクセスできなくなります。
  • PCを起動した時にいきなりアクセス可能にしたくないようなときに使うのかもしれません。
  • 普通はONのままにしておいたほうがいいです。
  • 製品によっては(EXT4で?)ここをONにしても自動マウント出来ない場合があります。
    その場合は、PCを起動する度に、デバイス名をクリックしてマウントします。

参考2 ドライブに全くアクセス出来ないようにする方法

ディスクの設定で行います。
例えば、WindowsのSSDやHDDがつながっている場合に、そちらにはアクセスしたくないなどの話です。
  • Windowsで起動した場合は、EXT4のドライブは読めないのでアクセスされることはありません。
  • Linux Mintで起動した場合は、Windowsの方を読めたり、場合によっては書き換えができたりします。
  • そういう場合でも、Windowsの方には今のMintからは全くアクセス出来ないようにすることができます。
  • 方法: 操作には十分な注意が必要です。
    メニュー>設定>ディスク>対象のドライブを選択(絶対に今起動しているMintのドライブを選ばないようにします。)
    >右欄のボリュームで対象のパーティションのエリアをクリックして緑色に変更>その下の歯車アイコンをクリック>マウントオプションの編集
    >マウントオプション画面で>自動マウントオプションのところが緑でONとなっていますが、その横の白いところをクリックします。
    >すると、そこがOFFとなります。>そこで「起動時にマウントする」をOFFにして、OKを押すとパスワード入力後、アクセスできなくなります。
  • この設定は、対象のドライブに記憶させるものではなくて、設定したMintが記憶しているだけですので、そのLinux Mint以外では関係なくなります。
  • ただし、Mintが入っている自分のドライブを一回でも「起動時にマウントする」をOFFにすると、これは自分で自分をOFFにしてそれを覚えてしまうわけですから、以後ONに戻しても、再起動しても、正常に起動できなくなってしまいます。
  • このディスクの画面は他にクリックできてしまうところがいくつかありますので、知らないところは触らないほうがいいかもしれません。

参考3 フォーマットの違いによる文字の問題

  • 別のドライブやパーティションにフォルダやファイルをコピーや移動するとき、ファイル名やフォルダ名に半角の縦線|コロン:などが入ると、コピーも移動もできない場合があります。そのドライブやパーティションがその名前はつけられない場合に起きます。
  • フォーマット形式の違い、フォルダとファイルの違い、などによって使えない文字が違います。
    FAT32では/:\\*?"<>|は使えない場合があります。
    : はFAT32のHDDやUSBメモリにファイラーでコピーすると_に変更されてコピーされましたが、バックアップソフトではエラーになりました。
    EXT4では/は使えません。EXT4のHDDではabc|:*"<>?\\.txtはOKでしたが/はダメでした。
    UNIXの部屋 ファイル制限まとめ(/は使えない) ファイル名に使える文字 Linux (#~,-.に注意)
    Windowsでファイル名に使えない文字列 (/:\\*?"<>|)
    Windows7 ファイル名に使用できない文字 (/:\\*?"<>|) FATとは (Windows95のファイルシステム) 
  • 対策 /:\\*?"<>|は使わない、先頭に.や-を使わないようにします。
      Firefoxでページ保存するときには、ファイル名に/:\\*?"<>|があったら変更します。
  • 別ドライブを使うときには、最初にフォルダとファイルそれぞれについて使えない文字をチェックしておくといいです。
  • Windows ソフト(BunBackupなど)を使う場合は、/:\\*?"<>|はエラーになりますので注意が必要です。
  • バックアップソフトを使うときは、ログを取るようしておいてチェックするといいです。
  • Windowsのドライブ(NTFS)からコピーするときも全く同じにはならない場合がありますのでチェックが必要です。

参考4 ドライブにラベルをつける方法

ラベル名はパスやフォルダ名になります。 ドライブにラベルが付いていないと非常に長い文字列にになって使いにくいし、後々問題が起きます。 ラベル名は次の方法でつけることが出来ます。

Gpartedを使う方法

Mintのディスク(Disk)を使う方法

  • Mintの、設定>ディスク でもラベルをつけることが出来ますが、間違うとOSが動かなくなりますので注意が必要です。
  • ディスクを使う場合は、似たようなボタンや選択肢や間違った表示記述がありますので、安易にクリックすると、ドライブやOSが使えなくなります。特に確認と注意が必要です。
  • ディスクを使う場合は次のようにします。
  • 対象のドライブ(デバイス)をアンマウントしておきます。
  • メニュー>設定>ディスク>対象のドライブを選択(絶対に今起動しているMintのドライブを選ばないようにします。)
  • 右欄のボリュームの図表の中の対象のパーティションのエリアをクリックして緑色に変更
  • その下の2重歯車の左の「ー印」を押さないようにします。「ー印」を押すとパーティションが削除できて使えなくなります。
  • 「ー印」の 左 は 三角:アンマウントになっています。四角■だとマウントされています。四角を押すと三角に変わり三角を押すと四角になります。
    ここも関係ないので、触らないようにします。
  • 2重歯車をクリックし>そこから「パーティションを編集」の下のファイルシステムを編集」を押します。
    注意:「パーティションを編集」の方を押すとデータが削除できてしまいますので触らないようにします。
  • ラベルをつける窓が開きますのでそこにラベル名を記入します。
  • 参考→第366回 Ubuntuのディスク管理 - Gihyoの3ページ目

参考5 パーミッションの「読み書き実行」を変更する方法

パーミッションの読み・書き・実行の変更

  • chmod コマンドでパーミッションの「読み書き実行」の設定できますが。ファイルを指定しないでフォルダの設定をすると、そのフォルダ内にあるファイに設定されているパーミッションも同じ設定にしてしまいますので、危険です。
  • ファイルの読み書きの変更だけなら、コマンドでなくて、ファイラーNemoの、プロパティー>パーミッションで画面上で「読み書き」か「読込専用」に設定する方が確実です。
    ただし、Nemoのプロパティー画面でのパーミッションの表示は不可解です。
    1. 実行(コードxに相当するもの)の、表示や設定はできません。
    2. 所有者は、実際は「ユーザー名」なのに、何故か「ユーザー名」-「名前」 のように、「名前」がついて表示されます。
    3. 所有者のフォルダの設定は、「ファイルの作成と削除rw」、「ファイルの表示のみ?」、「ファイルにアクセスのみ?」、「---?」、が選べます。
    4. 所有者のファイルの設定は、「読込専用r-」、「読み書きrw」、「---?」、が選べます。
    5. グループとその他には、更に「なし?」が加わります。
    6. ?は不可解という意味です。
    7. 確実なのは、ファイルの設定だけに限って、「読込専用r-」か「読み書きrw」の設定を変えるだけにした方がいいです。
    8. Nemo をリスト表示にすると、リスト項目にバーミッションコード(例drwxrwxr-x)が表示されます。
      これは、端末で、ls -lを実行して表示されるコードと同じです。

chmodコマンドの使い方

間違うと戻せませんので、テストフォルダでテストしてから使うといいです。テスト前にバックアップしておくといいです。

主に特定ファイルのパーミッションを設定するときに使います。

フォルダのパーミッションの変更は危険です。フォルダ内のファイルのパーミッションまで変更してしまいます。

ーRの再帰的変更は更に危険です。フォルダ以下のすべてのフォルダも変更してしまいます。すでに設定したそれぞれの設定がすべてダメになってしまいます。

目的のドライブ(フォルダ)で端末を開きます。そのフォルダが現在フォルダになります。
  参考に、目的のフォルダのフルパスを調べておきます。
  接続ドライブの場合は、/media/XXX/YYY などとなっています。
    (XXXはユーザー名、YYYはドライブのラベル名)

端末で、次のlsコマンドを実行して、現在フォルダのパーミッションを調べます。

ls -l (オプション l:詳細、tr:古い順、1:1行づつ、a:隠しファイルも表示)

表示例
drwxrwxr-x 4 XXX XXX フォルダ
-rw-rw-r-- 1 XXX XXX ファイル
  • 表示例の文字列の順序の意味は次のようになります。
  • 先頭の1文字
    - はファイルを表します。
    d はディレクトリを表します。
  • パーミッションの文字列(3文字X3=9文字)
  • ハードリンクの数(フォルダの数ではありません。見てもわかりません。)
  • 所有者の「ユーザー名」:XXX
    (ユーザー名XXXは、コマンドの@の前や/home/の後ろに付く名前です。)
  • グループの「ユーザー名」:XXX
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パーミッションの文字列の読み方

3文字1セットで、9文字になります。
 パーミッションの順:本人(u)、グループ(g)、他人(o) の順
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r 4 読出可能
w 2 書込可能
x 1 実行可能(ディレクトリでは探索可能)
- 0 許可なし
------------------

数字表示 (分解) 意味 英字
--------------------------
7 (4+2+1) 読書実行 rwx
6 (4+2)  読書   rw-
5 (4+1)  読実行  r-x
4 (4)   読    r--
3 (2+1)  書実行  -wx
2 (2)   書    -w-
1 (1)   実行   --x
0 (0)   なし   ---
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例1 drwxr-xr-x は
d  フォルダ
rwx 読み書き実行 7
r-x 読み書き実行 5
r-x 読み実行   5
d755と同じです。

例2 drwxrwxr-x は
d  フォルダ
rwx 読み書き実行 7
rwx 読み書き実行 7
r-x 読み実行   5
d775と同じです

例3 -rw-rw-r--
-  ファイル
rw- 読み書き 6
rw- 読み書き 6
r-- 読み   4
-664と同じです。

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chmod コマンドの設定方法

chmod 設定記号 'ファイル名'
記号 意味
u  所有者の権限
g グループの権限
o その他のユーザーの権限
a すべての権限
+ 後に記述した権限を付加する
- 後に記述した権限を削除する
= 後に記述した権限にする
r 読み込み権限
w 書き込み権限
x 実行権限
s セットID
t スティッキ・ビット

コマンドのオプション
引数 内容
-v コマンド実行結果を表示
-c 変更があった場合のみ、実行結果を表示
-R 再帰的に変更(下位も全て)非推奨 既に設定されているものも変更されてしまいますので危険です。

例1
chmod u+x 'ファイル名'  指定ファイルの設定:所有者に実行権を付加する
ls -l  で確認

例2
フォルダの場合(現在フォルダ) 非推奨:フォルダ内のファイルも同じ設定にしてしまいます。
chmod 755  現在フォルダの設定:所有者に読み書き実行、グループと他は読み実行。
ls -l  で確認

例3 フォルダの場合(下位まで) 非推奨 すべてのファイル設定をダメにしてしまいます。
chmod -R 775 フォルダのフルパス フルパスのフォルダの設定
ls -l  で確認

例4 ファイルの場合 指定ファイルの設定:所有者に読み書き、グループと他は読み。
chmod 644 ファイル名
ls -l  で確認